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Creo モデルのフィーチャーレベルの情報へのアクセスについて
モデルパラメータを CAD ドキュメントの Windchill 属性として指定するのと同じように、部品およびアセンブリのモデルオブジェクト (フィーチャー、サーフェス、アノテーションなど) を指定して、モデルに埋め込まれているフィーチャーレベルの情報にアクセスできます。この情報を使用して、Windchill 内で CAD データをサーチ、取得、再使用できます。さらに、この情報を使用して、Windchill 内で部品表 (BOM) を作成したり、サーバーに保存されている追加情報にモデルデータを関連付けたりすることもできます。フィーチャーレベルの情報には製造および GD&T (ジオメトリ寸法および幾何公差) の詳細、図面および表面仕上げの注記、アノテーション、溶接シンボルなどが含まれます。
モデルオブジェクトの指定によって Windchill 内の適切なデータタイプと属性にマッピングされ、Windchill 内の平面、突起、データム、シェル、サーフェス、エッジ、およびさまざまなアノテーション要素などのフィーチャーの情報が公開されます。Windchill 内のこの追加情報には、Creo アプリケーションでモデルを開かずにアクセスできます。指定のモデルパラメータでは属性 (モデル名、番号、説明、その他のパラメータなど) のみによって CAD データをサーチおよび検索することができますが、指定のモデルオブジェクトでは、アノテーション要素やモデルフィーチャーに埋め込まれた情報に基づいて CAD データをサーチして取得することができます。
たとえば、製造情報を含むアノテーション要素を指定して、指定したアノテーションを含むモデルをサーバーにチェックインすると、アノテーション要素とすべての関連パラメータが Windchill 内の適切な属性に自動的にマッピングされます。これで、これらの属性にアクセスして、モデルに埋め込まれている製造情報を Windchill で表示できます。この情報によって Creo NC アセンブリと Creo モデルをサーチできます。また、この情報を製造要件や設計意図に関連付けることもできます。製造プロセス操作では、製造情報をサーチしてこの情報を参照することで、下流プロセスに指示を伝達したり、この情報を加工要件と関連付けることもできます。公差、表面仕上げ、図面注記などの情報に直接アクセスすることは、特に、下流の製造プロセスをプランニングしたり既存のデータをサーチして再使用する場合に役立ちます。
さらに、モデルオブジェクトの指定によって、モデル (特に CADDS 5 または ECAD モデル) に埋め込まれている部品表情報も公開されます。部品情報を使用して WTPart 構造を生成できます。WTPart はライブラリ部品であったり、CAD ファイルに固有の場合もあります。さらに、Creo フィーチャーを BOM コンポーネントに指定して WTParts を構築することもできます。