CVPATH 環境変数の設定について
環境変数 CVPATH は、CADDS 5 トランスレータによって以下を定義するために使用されます。
• インポートするために選択された CADDS 5 同時アセンブリモックアップ (CAMU) アセンブリの構成部品を探すサーチパス
• Associative Topology Bus (ATB) の「ステータスをチェック」(Check Status) および「更新」(Update) コマンドを使用するときに、CADDS 5 パートまたはアセンブリ参照モデルを探すサーチパス
• Creo からエクスポートされる CADDS 5 モデルが書き込まれているハードディスクの位置
環境変数 CVPATH は、CADDS 5 モデルのデフォルトパスを定義するために、Creo セッションを開始する前に設定する必要があります。セッション中に CVPATH の定義にパスを追加するには、コンフィギュレーションオプション extend_cvpath を使用します。これらの追加パスは、既存の環境変数 CVPATH の設定の最後に追加されます。
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注記 コンフィギュレーションオプション extend_cvpath の設定は、環境変数 CVPATH の設定を実際には変更しません。サーチパスは実行時に追加されます。
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ディレクトリパスはいくつでも設定できます。CVPATH を設定するときには、以下の規則を使用します。
• パスには、Creo 起動ディレクトリに対する相対パス、またはハードドライブの絶対パスを指定できます。
• パスは一重引用符内に表記します。
• 各パスはコロン (:) で区切ります。
• パスは、サーチ順に定義します。CAMU アセンブリ構成部品モデルまたは ATB 参照モデルをサーチするときは、最初のパスからサーチを開始し、モデルが見つかるまで並び順どおりにパスを次々とサーチします。
• CVPATH で CADDS 5 エクスポートファイルの作成ディレクトリに =C を指定できます作成ディレクトリには、エクスポート時に Creo から CADDS 5 モデルが作成されます。
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注記 作成ディレクトリは、 「コピーを保存」(Save a Copy) ダイアログボックスの設定をオーバーライドします。 「コピーを保存」(Save a Copy) ディレクトリで設定されたエクスポート位置は、CADDS 5 フォーマットでは無視されます。
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たとえば、環境変数 CVPATH は以下のように設定できます。
setenv CVPATH '<path1>=C:<path2>:<path>:...<pathx>'
この例にある <path1> の後の =C は、このパスが作成ディレクトリであることを表します。
Creo は、CADDS 5 構成部品をカレントワーキングディレクトリ内でサーチしたり、環境変数 CVPATH を使用してほかのディレクトリで構成部品をサーチしたりします。
環境変数 CVPATH の既存の設定の最後に追加された追加パスは、実際の環境変数で設定されたパスのサーチが終わるまでサーチされません。extend_cvpath コンフィギュレーションオプションでは、作成ディレクトリを設定できません。
CADDS 5 アセンブリを Creo に読み込むには、CVPATH が適切なディレクトリに設定されていることを確認する必要があります。CADDS 5 アセンブリをインポートするとき、既存のパートまたはサブアセンブリ構成部品が別のディレクトリに保存されている場合、パスで各ディレクトリを指定してインポートします。指定しないと、空の変換イメージモデル (TIM) 部品を持つアセンブリが作成されます。
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注記 環境変数 CVPATH が明示的に設定されていない場合、 Creo ではカレントワーキングディレクトリに従って単一のサーチパスのデフォルト設定が使用されます。このディレクトリは、CADDS 5 エクスポート作成ディレクトリとしても使用されます。
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