パス位置による構成部品の定義について
CADDS 5では、パス位置を構成部品内に明確に作成してアセンブリの構成部品を定義できます。個々の CADDS 5 アセンブリ構成部品ノードに対して、次のどちらかの方法でモデルを指定できます。
• part1 のようにモデル名のみで指定。この場合、CADDS 5 構成部品は有効なサーチパス内に存在する必要があります。
• /proj1/revision3/part1 のようにパス位置とモデル名で指定。この場合、ディレクトリ構造全体が有効なサーチパス内に存在する必要があります。
たとえば、同時アセンブリモックアップ (CAMU) のアセンブリノードが /proj1/revision3/part1 であり、セッションが次に示すように設定されているとします。
• 環境変数 CVPATH が /home/user1/old-parts に設定されています。
• コンフィギュレーションオプション extend_cvpath が /home/user1/new-parts に設定されています。
このとき、インポートした CADDS 5 モデル part1 で有効な位置は次のとおりです。
• /proj1/revision3/part1
• /home/user1/old-parts/proj1/revision3/part1
• /home/user1/new-parts/proj1/revision3/part1
構成部品モデル定義の埋め込みパスは、定義されたサーチパスからの相対で示されるか、/proj1/revision3/part1 のように完全なシステムパスである必要があります。part1 は /home/user1/old-parts/part1 や /home/user1/new-parts/part1 では見つかりません。Creo アプリケーションは定義されたサーチパス内で、part1 ではなく /proj1/revision3/part1 でサーチするからです。
CAMU ノードの構成部品指定が CADDS 5 のモデル名 (part1) だけの場合、—/home/user1/old-parts/part1 と /home/user1/new-parts/part1 の両方が有効な位置になります。