アセンブリ設計 > 大きなアセンブリの管理 > シュリンクラップモデル > シュリンクラップモデルについて
  
シュリンクラップモデルについて
シュリンクラップモデルは、ソースモデルの外側形状を表すサーフェスの集合から成る部品です。部品またはアセンブリをシュリンクラップのソースモデルとして使用できます。
シュリンクラップモデルを使用することで、通常はディスクとメモリの使用量が 90 % 以上削減されます。これは、ソースモデルの複雑さ、およびシュリンクラップモデルの生成に使用される精度レベルによって異なります。非表示の構成部品が多数あるアセンブリでは、メモリが大幅に削減されます。低域から中域の精度が設定されている場合、シュリンクラップモデルに収集されるサーフェスの数が減り、生成されるファイルが小さくなります。シュリンクラップモデルを作成するときは、モデルごとに設定の組み合わせを変えて試行錯誤し、ファイルサイズの違いを直接確認しながら作成してください。シュリンクラップを作成して次の作業を行います。
単一の軽量部品で複雑な設計のアセンブリを表す。
大きなアセンブリでのシステムパフォーマンスを向上させる (シュリンクラップモデルは複雑なモデルよりも短時間で読み込まれます)。
ほかの設計チーム、サプライヤ、または顧客に対して、内部設計を公表することなく、モデルの正確な外観を伝える。外部の関係者は製品を視覚化し、要求スペース解析、形状/適合解析、干渉チェックなどを実行できます。同時に、設計意図、企業秘密、設計特許など、その企業が所有する重要な情報を保護することができます。
次の方法によって、モデルに含まれる情報量を制御して処理する。
穴とギャップを補填する。
詳細レベルを制御する。
元のモデルから正確な質量特性を指定する。
元のモデルから参照される追加データムジオメトリを取り込む。
IGES、STEP、VRML などの標準フォーマットにエクスポートする。
標準アセンブリ構成部品として使用する。
Windchill や Web などのツールを使用して、複雑なアセンブリを視覚化する。
シュリンクラップモデルは、自動的に作成することも、モデルに含めるサーフェスを指定して手動で作成することもできます。シュリンクラップモデルは、独立した部品ファイルとして保存されます。
 
*注記 シュリンクラップモデルは、元のモデルとの関連性がありません。ソースモデルを修正しても、シュリンクラップモデルは更新されません。