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シュリンクラップモデルのタイプ
サーフェスサブセット、ファセットソリッド、またはマージソリッドタイプの非関連シュリンクラップモデルを作成できます。次の図は、標準のシェードモデルを示しています。その下の図に、異なるタイプのシュリンクラップ設定をモデルに適用した場合の変化を示します。
サーフェスサブセット
サーフェスサブセットシュリンクラップモデルは、複数のサーフェスとデータムフィーチャーで構成された単一の部品であり、参照モデルの外部サーフェスを表します。集められたサーフェスの精度レベルを調節することができます。高い精度を適用すると、シュリンクラップに取り込まれるサーフェスの数が増えます。サーフェスを除外してモデルのサイズを小さくしたり、サーフェスを追加してソースモデルの表示を向上させることができます。
サーフェスサブセットは、サーフェスのみで構成されているので、最も高速でモデルサイズが最小になるシュリンクラップ作成方法です。元のモデルの外形から集められた各サーフェスが、シュリンクラップモデルにコピーされます。カラーは保持されます。サーフェスサブセットシュリンクラップモデルを作成すると、外部コピージオメトリフィーチャーが作成されます。
次の図は、レベル 5 の精度のフルカラーサーフェスサブセットシュリンクラップモデルを示しています。
ファセットソリッド
ファセットソリッドシュリンクラップモデルは、元のモデルの近似表示を提供します。外部サーフェスすべてを正確に表現した 1 つのソリッドモデルであり、ギャップを埋めてソリッドを完成させるためのサーフェスが追加されています。集められたサーフェスの精度レベルを調節することができます。精度を上げると、表示が正確になり、出力ファイルのサイズが大きくなります。カラーは保持されません。ファセットソリッドシュリンクラップモデルを作成すると、外部コピージオメトリフィーチャーと突起が作成されます。
次の図は、レベル 5 の精度のファセットシェードシュリンクラップモデルを示しています。
マージソリッド
マージソリッドシュリンクラップモデルは、元のモデルの非常に正確なソリッド表現を提供します。参照アセンブリモデルから外部構成部品が集められ、集められた構成部品のソリッドジオメトリを表す 1 つの部品にマージされます。構成部品が参照モデルからシュリンクラップモデルにマージされてコピーされ、エクスポートされたシュリンクラップモデルが作成されます。マージソリッドシュリンクラップモデルに、囲まれたキャビティがある場合、そのキャビティはソリッドジオメトリで埋められます。カラーは保持されます。マージソリッドシュリンクラップモデルを作成すると、外部コピージオメトリフィーチャーと突起が作成されます。
次の図は、レベル 5 の精度のマージシェードシュリンクラップモデルを示しています。