JDBC アダプタプロパティ
JDBC アダプタプロパティのフォームには、共通のプロパティとアダプタ用のプロパティがあります。
共通のプロパティはフォームの上部にあります。これらのフィールドで LDAP エントリに関連付けられている属性が定義されます。ここに記載されていないプロパティの詳細のほか、フォームの使用方法、LDAP エントリのインポートおよびエクスポート方法については、共通のプロパティおよび操作を参照してください。
共通のプロパティに加え、次のプロパティを使用して、JDBC アダプタを設定できます。
データベースのドライバクラス
drivers
JDBC ドライバクラスの名前。これは、アダプタが接続するデータベース用です。たとえば、oracle.jdbc.driver.OracleDriver は Oracle Thin Driver のドライバクラスです。詳細については、お手持ちのドライバーマニュアルを参照してください。
データベースで自動コミットをサポート
autoCommitSupported
基盤データベースが自動コミット機能をサポートするかどうかを指定します。「真」または「偽」を指定します。
* 
「データベースは自動コミットをサポートします」「偽」に設定されており、使用しているデータベースのタイプが Oracle である場合、プロパティはソフトウェア内部で「真」にリセットされます。しかし、ほかのデータベースでは、「データベースは自動コミットをサポートします」および「データベース自動コミットを使用」に有効な一定の値を設定する必要があります。
データベースのタイプ
databaseType
アダプタを接続するデータベースのタイプ。Oracle または Oracle 以外を選択します。
データベースの URL
url
接続を確立する JDBC の URL。たとえば、Oracle Thin Driver の URL は次のフォーマットになります。
jdbc:oracle:thin:@hostname:1521:databaseName
* 
Oracle で Single Client Access Name (SCAN) を使用している場合、URL のフォーマットは次のようになります。
jdbc:oracle:thin:@hostname:1521/databaseName
データベースユーザー
dbuser
データベースに接続するデフォルトのユーザー。
最大キャッシュサイズ
maxCacheSize
キャッシュへの最大接続数。デフォルト値は 10 です。接続待機は常にアクティブです。
コンテキストの最大有効期間
maxContextAge
未使用の場合に接続がアクティブ状態を維持する最長時間を秒単位で指定します。デフォルトは 60 です。
最大照会サイズ
maxQuerySize
データベース照会が返す最大行数。デフォルト値は 2000 です。最低値を超えるものはすべて JDBC ドライバでドロップされます。
最大スレッド数
socketAccess.maxThreadCount
JDBC アダプタが使用する同時スレッドの最大数。デフォルト値は 10 です。この値を高くすると、同時接続の数を増やすことができますが、より多くのリソース (メモリや CPU サイクルなど) が必要になります。
パスワード
passwd
データベースに接続するときに使用するデフォルトのパスワード。
結果セットのスクロール機能
resultSetScrollingCapability
SQL クエリの実行時に生成される結果セットのスクロール機能。
デフォルト
「TYPE_FORWARD_ONLY」 - カーソルを前方にしか移動できないので、結果セットはスクロールできなくなります。デフォルトの動作自体で結果セットはスクロールできないので、多くの場合、データベースにこのような設定は不要です。
機密
secret.text
アダプタに送信するリクエストの署名および検証に使用する文字列。
検証リクエストの詳細については、アダプタの資格証明マッピングおよびInfo*Engine リクエスト検証プロパティの変更を参照してください。
機密 2
secret.text2
アダプタに送信するリクエストの署名および検証に使用するもう 1 つの文字列。このプロパティでは、より完全なリクエスト署名が生成され、「機密」プロパティの代わりに、またはそれに加えて使用することができます。
検証リクエストの詳細については、アダプタの資格証明マッピングおよびInfo*Engine リクエスト検証プロパティの変更を参照してください。
機密アルゴリズム
secret.algorithm
機密を暗号化するアルゴリズム。このプロパティの有効な値は SHA-1 および MD5 です。
データベース自動コミットを使用
autoCommit
基盤データベースによって提供される自動コミット機能を使用するかどうかを指定します。「真」または「偽」を選択します。
自動コミット機能を使用する前に、「データベースは自動コミットをサポートします」プロパティを「真」に設定する必要があります。
「データベースは自動コミットをサポートします」「偽」に設定されている場合、ここに入力した値は無視されます。ただし、SQL 文の実行による変更は明示的にコミットされます。
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「データベースは自動コミットをサポートします」「偽」に設定されており、使用しているデータベースのタイプが Oracle である場合、プロパティはソフトウェア内部で「真」にリセットされます。しかし、ほかのデータベースでは、「データベースは自動コミットをサポートします」および「データベース自動コミットを使用」に有効な一定の値を設定する必要があります。
ダイナミックプロパティ設定
サービスまたはアダプタのコンフィギュレーション情報は、サービスまたはアダプタの実行中に更新できるので、再起動を要求することなくプロパティを更新できます。
「有効期間」プロパティは、サービスまたはアダプタのプロパティを自動的に再ロードするまでの経過時間を分数で指定します。プロパティが自動的に再読み込みされるのは、アクセスされている場合だけです。デフォルトでは、プロパティは期限切れになりません。
その他のプロパティ
フォームでプロパティが定義されていない場合は、「その他のプロパティ」フィールドでプロパティを追加できます。その他のプロパティを追加するとき、プロパティ名はアダプタエントリ名 (サービス名) にプロパティ名が続くフォーマットになります。たとえば、次のようになります。
<サービス名>.dbuser
適切なフィールドで、サービスまたはアダプタによって使用されるプロパティと、そのプロパティの値を指定します。新しいプロパティ名の隣にある「追加」をクリックして、プロパティ値を修正できるテキストボックスを開きます。
値が長くなりすぎて全体が表示されない場合は、「編集」ボタンが表示されます。「編集」をクリックして、もっと大きなテキスト領域のある新規ブラウザウィンドウを表示します。
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