部品とドキュメントの関連付け
製造企業のほとんどの従業員は、自社が販売している製品の部品構造に慣れています。製品構造の部品から関係をナビゲーションして、製品ドキュメントを見つけることも簡単にできます。このため Windchill には、部品バージョンが特定のドキュメントバージョンまたは最新のリリース済みドキュメントバージョンで説明されているかどうかに応じて、2 つの形式の部品とドキュメントの関係が用意されています。
ドキュメントは、「詳細」(バージョンに固有) または「参照」(バージョンに非依存) の関係を使用して、部品に関連付けられます。使用する関連のタイプを選択する必要はありません。これは管理者によって作成されたドキュメントタイプまたは関連制約によって決まります。
部品とドキュメントとの関連付けは、部品情報ページの 2 つの場所で作成します。「構造」タブの部品構造か、「関連オブジェクト」タブの「詳細ドキュメント」または「参照ドキュメント」テーブルです。
「構造」タブの使用
部品情報ページの「構造」タブで、次の手順を実行します。
1. 「関連情報を追加」 > 「詳細ドキュメントを追加」の順に選択するか、部品構造テーブルで部品を選択し、右クリックメニューから「参照ドキュメントを追加」を選択します。
2. 「詳細ドキュメントを追加」または「参照ドキュメントを追加」ウィンドウにサーチパラメータを入力して、「OK」をクリックしてサーチを行います。
3. サーチ結果のリストから 1 つ以上のドキュメントを選択して、「OK」をクリックします。新しく追加したドキュメントが、選択した部品の直下に表示されます。
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ドキュメントが関連付けられていれば、部品は自動的にチェックアウトされます。この部品は、明示的にチェックインされるまで、チェックアウトされたままになります。
「関連オブジェクト」タブの使用
関連ドキュメントを追加するには、「関連オブジェクト」タブの「詳細ドキュメント」および「参照ドキュメント」という 2 つのテーブルを使用します。テーブルには、適切なタイプのドキュメントと対応する関係のみが表示されます。各テーブルの上部では、次の操作を実行できます。
操作
説明
既存ドキュメントを追加
部品と既存のドキュメントの間の関係をサーチして追加することができます。次の手順に従います。
1. 関連するドキュメントテーブルの上部で、「既存ドキュメントを追加」アイコン をクリックします。
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部品が自動的にチェックアウトされることが通知されます。この部品は、明示的にチェックインされるまで、チェックアウトされたままになります。
2. ドキュメントのサーチウィンドウにサーチパラメータを入力し、「OK」をクリックしてサーチを行います。
3. サーチ結果のリストから 1 つ以上のドキュメントを選択して、「OK」をクリックします。関連するドキュメントテーブルに、新しく追加したドキュメントが表示されます。
新規ドキュメントを追加
部品と新規作成したドキュメントの間の関係を、1 度の操作で追加することができます。次の手順に従います。
1. 関連するドキュメントテーブルの上部で、「新規ドキュメントを追加」アイコンをクリックします。
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部品が自動的にチェックアウトされることが通知されます。この部品は、明示的にチェックインされるまで、チェックアウトされたままになります。
2. 「新規ドキュメント」ウィンドウにドキュメントの属性および情報を入力して、「完了」をクリックします。新規ドキュメントが作成され、関連するドキュメントテーブルに表示されます。
ドキュメント作成の詳細については、新規ドキュメントの追加を参照してください。
選択を除去
1 つ以上のドキュメントを選択し、「選択を除去」アイコン をクリックして、これらのドキュメントの部品に対する関係を除去します。そのドキュメントがテーブルに表示されなくなります。
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ドキュメントがデータベースから削除されるのではなく、部品に対する関係が除去されるだけです。
選択したオブジェクトをコピー
テーブルで 1 つ以上のドキュメントを選択し、この操作をクリックすることで、Windchill クリップボードにこれらのドキュメントを追加します。選択したドキュメントは、クリップボードからほかの操作に貼り付けることができます。
詳細については、クリップボードについてを参照してください。
貼り付け
Windchill クリップボードから関連するドキュメントテーブルに、ドキュメントを貼り付けます。
詳細については、クリップボードについてを参照してください。
選択を貼り付け
Windchill クリップボードを開き、「選択を貼り付け」ウィンドウからドキュメントを選択することで、部品とドキュメントの間の関係を作成します。
詳細については、「クリップボードについて」を参照してください。
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