チェックアウト
CAD オブジェクトを修正するには、それをまず Windchill からチェックアウトする必要があります。これにより、ユーザーが変更を完了するまでオブジェクトがユーザーの名前で予約され、ユーザーの変更がほかのユーザーによって上書きされることが防止されます。「チェックアウト」操作は、CATIA 3DEXPERIENCE の「Windchill」操作バーで使用できます。これはまた、Windchill のアクティブなワークスペースの「ファイル」メニューでも使用できます。次の図は、データフローを示しています。
「チェックアウト」操作では以下が実行されます。
• コモンスペース内にオブジェクトのコピーが作成され、チェックアウト済みのマークが付きます。これにより、そのオブジェクトを予約したことをほかのユーザーに知らせることができます。
• コモンスペース内のオブジェクトコピーがロックされ、それを解除するまでほかのユーザーが変更をチェックインできなくなります。再度チェックインするか、チェックアウトを解除することにより、予約を解除します。詳細については、
チェックアウトを解除を参照してください。
• アクティブなワークスペース内にオブジェクトの作業コピーが作成されます。オブジェクトを Windchill に再度チェックインするまですべての変更がその作業コピーに格納されます。
| • Windchill では、CAD オブジェクトの最新ではない作業版数をチェックアウトしたり、それらのオブジェクトを最新作業版数としてチェックインしたりできます。これにより、以前のバージョンの設計に戻ることができます。 • ワークスペースにオブジェクトコンテンツを追加するオプションを使用したチェックアウト操作中、データは Windchill データベースからサーバー側ワークスペースに送られます。任意でワークスペースからオブジェクトを開くオプションを選択している場合、データはワークスペースから CATIA 3DEXPERIENCE に転送されます。 |