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配置アセンブリのパブリッシングの設定
このトピックでは、Creo Parametric アセンブリおよび CATIA V5 アセンブリを配置アセンブリとしてパブリッシングするように Visualization を設定する方法について説明します。
配置アセンブリは、子アセンブリの相対的な場所 (位置) を固定するために使用する高レベルのアセンブリです。そのため、Creo Parametric では、これらのアセンブリ間で使用されるアセンブリ機能がない可能性もあります。さらに、CATIA V5Creo Parametric の両方についてパラメトリック配置またはアセンブリの制約を使用する場合、アセンブリが配置アセンブリとしてパブリッシングされる範囲で、子コンポーネントでの変更がコンポーネント配置に影響を与えることがないように注意してください。これは、CATIA V5 でグローバル属性でアセンブリを制約する場合にも当てはまります。このような場合でも、アセンブリ内の子コンポーネントの配置が影響してはなりません。
アセンブリを配置アセンブリに変換すると、Creo View ブランチリンクは、親アセンブリのコンテキストでデータを変換するのではなく、子アセンブリの製品表現を参照するために使用されます。親アセンブリの製品表現が最新のコンフィギュレーション仕様を使用して作成されると、その親の最新の子アセンブリは自動的に表示されるので、親を再パブリッシングする必要がありません。
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配置アセンブリは、Creo Parametric および CATIA V5 でのみ使用できます。
Windchill 9.1 M070 よりも前のバージョンでは、ファイル同期化を使用してパブリッシングされた CATIA V5 の配置アセンブリはすべての依存オブジェクトと一緒にダウンロードされます。
Creo Parametric アセンブリまたは CATIA V5 アセンブリを配置アセンブリとしてパブリッシングするには、次の手順に従います。
1. EPMDocument を配置アセンブリとしてパブリッシングするように指定します。これを実行するには、該当する「プロジェクト」「製品」「組織」、または「サイト」「ユーティリティ」ページの「ビジネス管理」セクションにある「パブリッシング制御およびサムネイル制御」オプションを使用します。
または、ファイル名、グローバル属性名、または次に説明するメソッドを使用して、配置アセンブリとしてパブリッシングする EPMDocument を識別するカスタムメソッドの一覧を指定します。
<Property default="" name="publish.positioningassembly.filename"/>
<Property default="" name="publish.positioningassembly.ibaname"/>
<Property default="" name="publish.positioningassembly.filtermethod"/>
ファイル名一覧を指定する場合、このファイルには、配置アセンブリである EPMDocument の CAD 名のリストが含まれています。EPMDocument タイプで CAD 名を定義しない場合、代わりに EPM 番号が使用されます。
publish.positioningassembly.filename プロパティが設定され、指示されたファイルが存在している場合、CAD ドキュメントがそのファイル内にあれば、配置アセンブリをパブリッシングします。CAD ドキュメントがそのファイル内にないときは、グローバル属性メソッドがチェックされます。
このテキストファイルには、EPMDocument の CAD ドキュメントファイル名 (CADNames)、または CAD ドキュメント番号のリストが格納されています。1 行に 1 つの CAD ドキュメントがリストされています。
このファイル内にパブリッシング対象の CAD ドキュメントがリストされている場合、それは配置アセンブリとしてパブリッシングされます。
EPMDocument をファイルで指定しない場合、代わりにグローバル属性名が存在するかどうかがチェックされます (指定されている場合)。グローバル属性名を指定する場合、それはブール型である必要があります。これは、値が TRUE の場合は EPMDocument が配置アセンブリであることを示し、FALSE の場合は配置アセンブリではないことを示すためです。そのグローバル属性名が存在しない場合、EPMDocument は配置アセンブリとして処理されません。
また、管理者は、「新規製品表現」ウィザードで、適切な EPMDocument を配置アセンブリまたは拡張配置アセンブリとしてパブリッシングして製品表現を作成するように指定できます。この方法は、配置アセンブリを指定するほかの方法より優先されます。
カスタムメソッドを指定した場合、そのメソッドのみを使用して、そのアセンブリが配置アセンブリまたは拡張配置アセンブリであるかが判別されます。この場合、このプロパティの値のフォーマットは次のとおりです。
classname/methodname
以下のメソッドシグネチャを使用します。
public static Boolean methodname(EPMDocument d)
戻り値が Boolean.TRUE の場合は EPMDocument が配置アセンブリであることを示し、Boolean.FALSE の場合は配置アセンブリではないことを示します。
2. 使用する配置アセンブリに製品表現がない場合は、配置アセンブリをパブリッシングするときに子をパブリッシングするかどうかを指定します。
<Property default="false" name="publish.positioningassembly.
publishchildren"/>
プロパティを以下のいずれかの値に設定できます。
false - 子はパブリッシングされません。
true または latest - 配置アセンブリが最新のコンフィギュレーション仕様を使用して作成されている場合は、必要に応じて子がパブリッシングされます。
default - 配置アセンブリがデフォルトの製品表現として作成されている場合は、必要に応じて子がパブリッシングされます。
all - 配置アセンブリが作成されている場合は、必要に応じて子がパブリッシングされます。