このセクションでは、ソース PLM システムからパッケージを受信したパートナーまたはサプライヤが、パッケージをターゲット PLM システムにインポートする前に実行する必要のある手順について説明します。

設計パートナーまたはサプライヤは、ソース PLM システムからエクスポートされたパッケージを受信すると、まずエクスポートされたパッケージ詳細レポートを確認します。パッケージ詳細レポートには、ターゲット PLM のマッピングファイルで必要となる、オーナー PLM システムの ID が含まれています。

ソース PLM システムからエクスポートされたパッケージを受信した設計パートナーまたはサプライヤは、パッケージをターゲット PLM システムにインポートする前に、ターゲット PLM システムマシン上の wpc_preferences.txt ファイルでインポートプリファレンスを設定します。インポートされたパッケージのマッピングファイルを作成することもできます。

パッケージをエクスポートしたユーザーが CAD オブジェクトとその依存の一部にアクセスできず、wpc.export.secured.version プリファレンスを使用して不完全パッケージを作成している場合は、wpc.export.secured.version を有効にしてパッケージを正常にインポートする必要があります。詳細については、インポートプリファレンスの設定およびエクスポートプリファレンスの設定を参照してください。

ターゲット PLM システムにパッケージをインポートする前に、WPCImport コマンドに -validate 引数を指定してコンフリクトを確認します。コンフリクトが見つかった場合は、Creo Packages によってコンフリクトレポートが生成されます。

検証の終了後、Creo Packages の WPCImport コマンドと引数を使用して、パッケージをターゲット PLM システムにインポートできます。

インポートの後、モデルファイルと関連メタデータをターゲットシステムで使用できるようになります。インポートされた設計データは、ターゲットシステム上の新規データ、以前に共有された設計の新しい作業版数、または以前に共有された設計の新しいバージョンのいずれかになります。