更新後の操作

更新が完了したら、以降のセクションで説明している手順を完了してください。

クラスタ化されたインストールの場合は、ここに示す手順を実行する前に、クラスタを 1 つのシステムに戻してください。クラスタを戻す手順の詳細については、クラスタを 1 つのシステムに戻すを参照してください。

Amazon Corretto Java で更新された Windchill を実行する場合は、Java Development Kit (JDK) の変更を参照してください。

サイトで HTTPS を使用している場合は、ソリューションの更新後に権限証明書を jssecacerts ファイルに再インポートします。詳細については、Windchill Installation and Configuration Guide の「設定の実行 - 手動による手順」の中の「Apache および Windchill の HTTPS の設定」を参照してください。

既存のインストールに製品を追加または更新した後、更新ツールを実行する必要があります。たとえば、次のような場合があります。

• Windchill Service Pack のオプションを使用して既存のインストールの更新 (メンテナンスリリースの更新など) を完了した後。

• ビジュアリゼーションなど、スタンドアロンコンポーネントの PSI を使用して既存のインストールへのアップデートを完了した後。

• アップデート後に Windchill インストールに問題がある場合 (メソッドサーバーの開始に失敗、またはデータベーススキーマにテーブルがない、など)。

更新ツールを実行するには、PTC HTTP サーバー、LDAP、およびデータベースが起動して動作している必要があります。

更新ツールを実行するには、次の手順に従います。

「Marking phase Load New Data as completed in the database」というメッセージが表示されたら、更新ツールは正常に完了しています。

次のコマンドを実行する際にはメソッドサーバーが動作している必要があります。

次のコマンドのいずれかを選択して、Enhanced Project Planning で使用するプログラムテンプレートを移行します。

• Windchill システムにおける使用可能なすべてのプログラムテンプレートを移行するには、次のコマンドを実行します。

• 特定の組織からすべてのプログラムテンプレートを移行するには、次のコマンドを実行します。

java com.ptc.projectmanagement.project.utils.MigrateProjectTemplateUtility ORG=”<組織>” PROGRAM=true

• 特定の組織から特定のプログラムテンプレートを移行するには、次のコマンドを実行します。

java com.ptc.projectmanagement.project.utils.MigrateProjectTemplateUtility TEMPLATE=”<テンプレート A>” ORG=”<組織>” PROGRAM=true

• 任意のコンテキストから特定のプログラムテンプレートを移行するには、次のコマンドを実行します。

java com.ptc.projectmanagement.project.utils.MigrateProjectTemplateUtility TEMPLATE=”<テンプレート A>, <テンプレート B>” PROGRAM=true

既存の Windchill CAPA コンテキストを更新する際に使用するプログラムテンプレートを移行して、Windchill Nonconformance NC 役割および NC アクセス規則を組み入れるには、次のコマンドから選択します。

windchill wt.load.LoadFromFile -d <Windchill>\loadFiles\nc\NCTeamRole.xml -u wcadmin -p wcadmin -CONT_PATH \"/wt.inf.container.OrgContainer=Demo Organization/wt.inf.library.WTLibrary=myQMS-1\"

ここで、<Demo Organization> は組織名、<myQMS-1> は更新する必要があるコンテキスト名です。

windchill wt.load.LoadFromFile -d <Windchill>\loadXMLFiles\nc\NC_ACLRules.xml -u wcadmin -p wcadmin -CONT_PATH \"/wt.inf.container.OrgContainer=Demo Organization/wt.inf.library.WTLibrary=myQMS-1\"

ここで、<Demo Organization> は組織名、<myQMS-1> は更新する必要があるコンテキスト名です。

• windchill wt.load.LoadFromFile -d <Windchill>\loadFiles\capa\ CAPATeamRole.xml -u wcadmin -p wcadmin -CONT_PATH \"/wt.inf.container.OrgContainer=Demo Organization/wt.inf.library.WTLibrary=myQMS-1\"

ここで、<Demo Organization> は組織名、<myQMS-1> は更新する必要があるコンテキスト名です。

• windchill wt.load.LoadFromFile -d <Windchill>\loadXMLFiles\capa\ CAPA_ACLRules.xml -u wcadmin -p wcadmin -CONT_PATH \"/wt.inf.container.OrgContainer=Demo Organization/wt.inf.library.WTLibrary=myQMS-1\"

• ここで、<Demo Organization> は組織名、<myQMS-1> は更新する必要があるコンテキスト名です。

HTTP サーバーコンフィギュレーションファイルを保存するように選択した場合、この問題の修正は更新では適用されません。この場合、次の手順を実行しなければなりません。詳細については、設定の定義を参照してください。

2. <HTTP サーバーのホーム>/conf-BACKUP/ ディレクトリと <HTTP サーバーのホーム>/conf ディレクトリのコンテンツを比較します。

3. <HTTP サーバーのホーム>/conf-BACKUP/ のコンテンツを <HTTP サーバーのホーム>/conf ディレクトリにマージします。変更内容に応じて、ファイルを上書きするか、ファイル内の特定のコンテンツを手動でマージできます。

4. Windchill シェルおよび <HTTP サーバーのホーム> ディレクトリから、シナリオに応じて以下のコマンドを実行します。

◦ <HTTPSERVER_HOME>/conf/templates/webapp ディレクトリに変更がある場合は、次のコマンドを実行します。

◦ <HTTPSERVER_HOME>/conf/templates/webapp ディレクトリ以外のコンテンツに更新がある場合は、次のコマンドを実行します。

◦ <HTTPSERVER_HOME>/conf/templates/webapp およびその他のディレクトリのコンテンツに更新がある場合は、次の両方のコマンドを実行します。

更新するメンテナンスリリースに該当するその他の手順については、Windchill 最初にお読みくださいを参照してください。メンテナンスリリースに関する最新の Windchill 最初にお読みくださいは、PTC Web サイト https://www.ptc.com/en/support/refdoc からダウンロードできます。

この URL では、PTC オンラインサポートの参照ドキュメントの Web ページが表示されます。ドキュメントのサーチ基準で、「製品」ドロップダウンリストから該当する製品を、「報告されたリリース」ドロップダウンリストから現在のリリースを、「文書の種類」ドロップダウンリストから「最初にお読みください」を、「ユーザーロール」ドロップダウンリストから「管理者」を選択します。

アップデートまたはアップグレードが完了した後で、ブックマークに登録されているコンテンツダウンロード URL をブラウザで更新することで、それらの URL でコンテンツをシームレスにダウンロードできるようにする必要があります。