PTC への診断データの送信
PA エージェントユーティリティが設定されている場合のデータの送信
PA エージェントユーティリティが設定されている場合、
「エージェントを設定」タブの
「診断データの場所」に、Performance Advisor レポートが PTC に送信される前に保存されるデフォルトの場所が示されています。このレポートをデフォルトの場所に保存しない場合、別の場所を指定し、
「設定を保存」をクリックします。
Performance Advisor レポートは、次の命名フォーマットで .zip ファイルに保存されます。
<GUID><SCN>timestamp in yyMMddHHmmSS format>.zip
例: 425103ce584fea5391570acc920d1f101a25d6c8_7A1318853_160913000100285.zip
Performance Advisor レポートは、システムの以下のディレクトリに保存されます。
<Windchill>/utilities/PeformanceAdvisor/reports/PAA、ここで <Windchill> は Windchill インストールディレクトリです。
Performance Advisor エージェントは指定されている Windchill の場所からレポート zip ファイルを選択し、<PA_エージェント>/Reports/collect フォルダに移動します (ここで <PA_エージェント> は Performance Advisor エージェントのインストールディレクトリ)。Performance Advisor エージェントは 24 時間が経過するとレポートを PTC に送信し、レポートのコピーが <PA_エージェント>/Reports/sent フォルダに保存されます。
Performance Advisor エージェントを有効にすると、WAReportSendManager キューが作成されなくなります。
PA エージェントユーティリティが設定されていない場合のデータの送信
PA エージェントユーティリティが設定されていない場合、Performance Advisor レポートは
Windchill ボルトの
Windchill Performance advisor という名前のフォルダ内に WTDocument コンテンツとして保存されます。このレポートは定義されている頻度で PTC に自動的に送信されます。送信されたレポートはボルトの
Windchill Performance advisor/Sent 内にリストされ、10 日間保持された後、自動的に削除されます。ボルト上のこれらのレポートには、サイトフォルダブラウザページから
Windchill サイト管理者のみがアクセスできます。
「通信遅延」プリファレンスが
true に設定されている場合、レポートはサイト管理者に表示され、24 時間の遅延で PTC に送信されます。
レポートを Windchill ボルトに保存することで、単一ノードへの依存が解消され、レポートを誤って送信し損なうことがなくなります。
クラスタ Windchill 環境での Performance Advisor エージェント
• Performance Advisor エージェントはどのノードで動作するでしょうか?
クラスタ環境では、Performance Advisor エージェントはすべてのノードにインストールされます。診断レポートはマスターノードによって送信されます。Performance Advisor エージェントはクラスタ環境内のいずれのノードでも動作でき、管理者がノードを選択できます。
• 診断レポートはクラスタ環境のどこに保存されますか?
◦ PA エージェントが設定されている場合
レポートはマスターノード上の以下の場所に保存されます。
<Windchill>/utilities/PeformanceAdvisor/reports/PAA、ここで <Windchill> は Windchill インストールディレクトリです。
Performance Advisor エージェントは、診断レポートを選択し、安全なチャネルを介して PTC に送信します。
◦ PA エージェントが設定されていない場合
レポートは Windchill ボルトの Windchill Performance advisor という名前のフォルダ内に WTDocument コンテンツとして保存されます。
• 切断された Windchill サイトからはどのような方法で診断レポートを送信できますか?
Performance Advisor エージェントは Windchill が格納されていないマシンに展開できます。
「エージェントを設定」タブで、診断データを保管する共有の場所を指定します。Windchill 診断レポートは共有の場所に生成されて保管されます。
これにより、エージェントを使用して、Windchill サーバーから生成された診断データを PTC に送り返すことが可能になります。Performance Advisor エージェントからデータの転送ができるように、Windchill サーバーで適切な設定を行う必要があります。
ホストを再設定した Windchill 環境での Performance Advisor エージェント
Windchill 環境でホストを再設定する前に、以下のステップを実行する必要があります。
1. PAAgentService_Uninstall コマンドを使用して Performance Advisor エージェントをアンインストールします。
2. Windchill 環境でホストを再設定します。
3. Windchill を起動します。