インストール後のアクティビティ
Oracle ソフトウェアをインストールしたら、必要に応じて以下の作業を実行し、システムで Oracle サーバーのデータベースの作成と Windchill のインストールを開始する準備が整っていることを確認します。
環境変数の確認
Oracle のインストールの完了後、以下のような適切な Oracle ディレクトリパスが PATH 環境変数に含まれていることを確認します。
たとえば、次のようになります。
Windows
Oracle 18.3.0.0.0 の場合:
c:\oracle\18C\dbhome_1\bin
UNIX
Oracle 18.3.0.0.0 の場合:
/u01/app/oracle/product/18C/dbhome_1/bin
Oracle をインストールすると、通常、PATH 変数の最初に 2 つの Java 実行環境が配置されます。この配置によって、JDK を利用する Windchill インストーラが妨げられます。Oracle をインストールした後、PATH 変数で、Oracle インストーラによって追加された JRE の前に JDK (バージョン 11 以上) が配置されていることを確認します。
マルチバイトキャラクタセットの設定
Oracle サーバーでマルチバイトキャラクタセットを使用し、Oracle クライアントがインストールされている Windchill サーバーマシンでも使用する場合、NLS_LANG 環境変数をオペレーティングシステムの言語設定と同じ設定にする必要があります。
たとえば、日本語版の Windows クライアントの場合は、NLS_LANG 変数を次のように設定します。
JAPANESE_JAPAN.JA16SJIS
言語設定オプションの詳細については、Oracle のインストールドキュメンテーションを参照してください。
Oracle Net サービス環境の設定
Windchill が Oracle クライアントとしてリモート Oracle サーバーにアクセスするには、Net サービス名を設定する必要があります。これらの両方のタスクは、Oracle Net Configuration Assistant を使用して実行します。
Oracle Net Configuration Assistant は、通常、Oracle インストールセッションの最後に自動的に起動されます。Oracle Net Configuration Assistant を手動で起動する必要がある場合は、オペレーティングシステムに適した以下の手順を実行します。
Windows
「スタート」をクリックし、「Net Configuration Assistant」をサーチします。
UNIX
コマンドプロンプトで、以下のコマンドを入力します。
<ORACLE_HOME>/bin/netca
ここで、<ORACLE_HOME> は、Oracle がインストールされているディレクトリです。
Oracle サーバーソフトウェアのインストールおよび
Oracle クライアントソフトウェアのインストールセクションの説明に従って、Oracle サーバーまたはクライアントに適した Net サービスの設定手順を実行します。
この設定アシスタントの詳細については、Oracle Database Installation Guide を参照してください。
Windchill サーバーと連動させるための Oracle データベースの設定
Oracle データベースが Windchill サーバーとは別のマシンにインストールされている場合、Windchill ソリューションをインストールする前に、この追加手順を実行する必要があります。このセクションでは、Windchill サーバーに Windchill ソリューションをインストールする前に Oracle サーバー上の PTC ソリューションインストーラ (PSI) で実行する必要のある操作の概要を示します。
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ここでは、この章での説明に従ってデータベースサーバーに Oracle がインストールされていることを前提とします。
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各スクリーンおよびオプションの詳細な説明については、
スタンドアロンの製品またはコンポーネントのインストールを参照してください。
Oracle データベースサーバーで次の手順を実行します。
2. 「ソリューション」のインストールタイプを選択し、
「次へ」をクリックします。インストールタイプの詳細については、
インストールタイプの選択を参照してください。
3. 「スタンドアロンの製品」または「コンポーネント」を選択し、「次へ」をクリックします。
4. 「Oracle 設定」を選択します。
5. 「Oracle 設定」で、
「データベースを作成」を選択します。さらに、
「Windchill インストールデータベースユーザーアカウントを作成」を選択できます。Windchill データベースユーザーアカウントは、Windchill サーバーに Windchill をインストールするときに作成できますが、先に Oracle サーバー上にデータベースを作成する必要があります。詳細については、
スタンドアロンの製品またはコンポーネントのインストールを参照してください。
6. PSI のインストールを通常どおり完了します。
これで、Windchill サーバーに Windchill ソリューションをインストールする準備が完了しました。