Adobe Experience Manager Forms ソフトウェアを使用するための Windchill の設定
このセクションでは、Adobe Experience Manager Forms ソフトウェアを使用するために Windchill ソリューションを設定する手順について説明します。Adobe のソフトウェアを Windchill と同じサーバー上にインストールした場合、デフォルト設定で動作します。
有効なサーバー証明書を Windchill クライアントにインポートしなければなりません。証明書のインポートの詳細については、
JDBC over SSL を使用して Oracle データベースに接続するための Windchill の設定トピックの「クライアント/サーバー側での証明書の作成と交換」のポイント 4 を参照してください。
Windchill ソリューションを設定するには、次の手順を実行します。
1. db.properties ファイルに次の値を定義します。
◦ com.adobe.DefaultSOAPEndPoint=<Adobe Experience Manager ES のインストール先>
この値は呼び出しリクエストの送信先の終点を表しています。Adobe Experience Manager ES が別のアプリケーションサーバーにインストールされている場合、<Adobe Experience Manager ES のインストール先> には J2EE アプリケーションサーバー名を指定します。クライアントアプリケーションが同じ J2EE アプリケーションサーバーにある場合、<Adobe Experience Manager ES のインストール先> には localhost を指定します。たとえば http://localhost:8080 です。デフォルトの終点は http://localhost:8080 です。
◦ com.adobe.ServerType=<Adobe Experience Manager ES インストールのサーバータイプ>
この <Adobe Experience Manager ES インストールのサーバータイプ> は、Adobe Experience Manager ES インストールが存在するサーバーのタイプです。デフォルト値は JBoss です。
◦ com.adobe.Username=<Adobe Experience Manager ES サーバーのユーザー名>
この <Adobe Experience Manager ES サーバーのユーザー名> は、Adobe Experience Manager ES インストールが存在するサーバーのログオンユーザー名です。デフォルト値は administrator です。
◦ com.adobe.Password=<Adobe Experience Manager ES サーバーパスワード>
この <Adobe Experience Manager ES サーバーパスワード> は、Adobe Experience Manager ES インストールが存在するサーバーのログオンパスワードです。デフォルト値は password です。デフォルト値は "default" に設定されます。パスワードフィールドは暗号化できます。このためには、次のコマンドシーケンスを Windchill シェルから実行して、Adobe Experience Manager サーバーの新しいパスワードを適用する必要があります。
1. xconfmanager -s com.adobe.Password=<password_value> -t db/db.properties
<password_value> を使用して、Adobe コンフィギュレーションに固有の Adobe サーバーに接続します。
2. xconfmanager –p
3. サーバーを再起動します。
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暗号化された値を設定する場合、このパスワード関連のプロパティを site.xconf から適用しないでください。
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ターンキーインストール方法では、ポート設定 8080 を使用します。この値はターンキーインストール方法では変更できません。
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2. 次の JAR ファイルを、Adobe フォームサーバーから <Windchill-ルートディレクトリ>\srclib\adobeFormLibs にコピーします。
adobe-usermanger-client.jar
adobe-livecycle-client.jar
adobe-output-client.jar
adobe-forms-client.jar
adobe-utilities.jar
JAR ファイルは、次の場所にあります。
◦ <フォームサーバーホーム>\LiveCycle_ES_SDK\client-libs\common\adobe-usermanager-client.jar
◦ <フォームサーバーホーム>\LiveCycle_ES_SDK\client-libs\common\adobe-livecycle-client.jar
◦ <フォームサーバーホーム>\LiveCycle_ES_SDK\client-libs\common\adobe-output-client.jar
◦ <フォームサーバーホーム>\LiveCycle_ES_SDK\client-libs\common\adobe-forms-client.jar
◦ <フォームサーバーホーム>\LiveCycle_ES_SDK\client-libs\jboss\adobe-utilities.jar
残りのサードパーティ JAR ファイルは Windchill にバンドルされており、<Windchill>\srclib\adobeFormLibs に自動的に展開されます。<Windchill> は、Windchill システムがインストールされている場所です。