ローダーを使用したレポートの削除
Windchill ローダーを使用して、デフォルトレポートとカスタムレポートを削除して、ユーザーが関連するレポートだけにアクセス可能にすることができます。
ロードファイルで使用されるエレメントは、レポートを Windchill データベースから削除する場合と Cognos データベースから削除する場合では異なります。ロードファイルを作成する際、サンプルのロードファイル DeleteOOTBWindchillReports.xml および DeleteOOTBCognosReports.xml を参照できます。これらのファイルは $WT_HOME/loadFiles/reports というパスにあります。
ローダーを使用してレポートを削除するには、次の手順を実行します。
1. エレメント csvDeleteWindchillReport または csvDeleteCognosReport を使用してロードファイルを作成します。
◦ レポートビルダーまたは Windchill Business Reporting ツールを使用して作成され、Windchill データベースに存在するレポートを削除するには、csvDeleteWindchillReport を使用します。エレメントに次のようにハンドラを追加します。
<csvDeleteWindchillReport handler="com.ptc.windchill.enterprise.report.ReportHelper.deleteWindchillReports">
◦ Cognos データベースに存在するレポートを削除するには、csvDeleteCognosReport を使用します。エレメントに次のようにハンドラを追加します。
<csvDeleteCognosReport handler="com.ptc.windchill.enterprise.report.ReportHelper.deleteCognosReports">
2. ロードファイルに次の属性を追加します。
◦ csvWindchillReportName: 削除するレポートの名前を指定します。これは必須の属性です。
例: <csvWindchillReportName>DemoReportObject</csvWindchillReportName>
◦ csvContainerName: レポートが保存されているコンテナのパスを指定します。この値を指定しなかった場合、指定した名前と一致するすべてのレポートがサイトコンテナから削除されます。これはオプションの属性です。
例: <csvContainerName>/wt.inf.container.OrgContainer=DefaultOrg/wt.inf.library.WTLibrary=Windchill PDM</csvContainerName>
◦ csvThirdPartyReportingSystem: レポートシステムとして JASPER または COGNOS を指定します。同じ名前の 2 つのレポートが異なるレポートシステムに属している場合、この属性を使用します。レポートビルダーを使用して作成されたレポートの場合、この属性を空白のままにしておくことができます。
例: <csvThirdPartyReportingSystem>JASPER</csvThirdPartyReportingSystem>
Cognos データベースに存在するレポートの場合、レポート名およびレポートが存在するフォルダのみを指定します。この情報は、そのレポートのプロパティファイルまたは Cognos ユーザーインタフェースで確認できます。コンテナパスやレポートシステム名を指定する必要はありません。
例: <csvReportName>WADM\CDRLs_Canceled</csvReportName>
3. ロードファイルを実行します。
Windchill シェルを開き、以下のコマンドを実行します。
windchill wt.load.LoadFromFile -u<ユーザー名>-p<パスワード>-d<ロードファイルの場所>
例: windchill wt.load.LoadFromFile -uwcadmin-pwcadmin-dreports/DeleteWindchillDemoReports.xml
レポートの削除中に発生した問題については、メソッドサーバーのログを確認してください。