部品の削除
部品を削除すると、部品は Windchill データベースから完全に除去されます。部品の削除が可能なのは、ユーザーに適切なアクセス権があり、ほかのオブジェクトとの関係の整合性を保つことができる場合のみです。たとえば、バージョンシーケンスの最後の部品のみ削除できます。また、ほかの部品の製品構造で使用されている部品は削除できません。各削除操作はシステムによって解析され、すべてのコンフリクトがレポートされます。
部品の削除操作は、以下のパターンに従います。
• 削除する部品を選択します。
• ほかの関連オブジェクトを収集して削除操作に含めます。
• Windchill は削除するオブジェクトのリストを確認し、コンフリクトが発生している場合はユーザーに通知します。
• ユーザーはコンフリクトを解決し (可能な場合)、削除操作を完了します。
部品を削除する具体的な手順は以下のとおりです。
1. 削除する部品の情報ページに移動します。
2. 「操作」メニューで「削除」を選択します。「削除」ウィンドウが表示されます。
3. アイコンバーのコレクション操作を使用して、同じ削除操作の中で削除すべきほかの部品を選択します。
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すべての関連オブジェクトが同時に削除されると、システム内のコンフリクトの発生が少なくなります。オブジェクトコレクションの使用方法の詳細については、 コレクターについてを参照してください。
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4. 収集されたオブジェクトの下にある選択肢から、削除オプションを選択します。以下のオプションがあります。
◦ 「テーブルに含まれている各オブジェクトのすべての作業版数を削除」- 選択したオブジェクトのすべての作業版数を削除する場合は、このオプションを選択します。
または
◦ 「テーブルに含まれている各オブジェクトのすべてのリビジョンを削除」- 選択したオブジェクトのすべてのリビジョンおよび関連付けられた作業版数を削除する場合は、このオプションを選択します。
または
◦ 「テーブルに含まれている各オブジェクトの最新の作業版数を削除」- 選択したオブジェクトの最新の作業版数のみを削除する場合は、このオプションを選択します。
セッションを開放し、削除操作の実行中にほかの操作を行えるようにするには、「操作をバックグラウンドで実行」を選択します。
5. 「OK」をクリックして、削除操作を完了します。
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システム内でコンフリクトが発生しなければ、オブジェクトは削除されます。コンフリクトが存在する場合、「イベントマネージャ」ウィンドウが開いて、削除操作中の例外処理の原因となったオブジェクトが表示されます。例外処理をオーバーライドできる場合は、必要な修正を行って削除操作を再試行します。「イベントマネージャ」と処理のコンフリクトの詳細については、以下を参照してください。
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