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アクセス制御による制限が適用されたアドバンスサーチ
関連するオブジェクトがサーチ結果に含まれない最も一般的な 2 つの理由は以下のとおりです。
インデックスサーバーまたはインデックシングプロセスでエラーが発生した。これを回避するには、「キーワード」フィールドを空のままにし、代わりに「基準」フィールドを使用します。
オブジェクトを表示するために必要なアクセス許可がない。この場合、ローカル管理者、または関連する Windchill 製品、ライブラリ、またはプロジェクトの管理者アクセス許可を持つ人に連絡する必要があります。
テーブルで使用されているフォーマットについては、アドバンスサーチの例を参照してください。
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このトピックの例では、以下の規則に従っています。
「最新バージョンのサーチ」プリファレンスは「いいえ」に設定されています。
「基準」フィールドは AND 演算子を使用しています。
リビジョン基準および作業版数基準を使用してサーチするで説明しているように、サーチのデフォルトの動作では、各リビジョンの最新の作業版数に対してのみサーチが行われます。
このため、次のようなオブジェクトバージョン履歴がある場合、Windchill では Drive Shaft C.2、B.3、A.3 に対してのみサーチの値が適用され、サーチ基準と一致するバージョンが返されます。
ただし、アクセス制御の設定によっては、オブジェクトを表示できない場合があります。たとえば、「リリース済み」状態のオブジェクトだけを表示できる場合があります。これによって、サーチ結果に含まれるオブジェクトが変わります。
アクセス制御によるフィルタ順序
ユーザーがよく混乱するのは、アクセス制御による制限が行われている場合に Windchill によってサーチパラメータがどのように適用されるのかを正確に理解していないからです。
以下の例では、アクセス制御による制限によって、「リリース済み」状態のオブジェクトのみを表示できます。
誤:
Windchill では、まず結果が「リリース済み」状態のオブジェクトに絞り込まれると推測する。
その後、残りのサーチ基準を適用する。
「リビジョン」=「最新」
「作業版数」=「最新」
これは間違いです。
正:
Windchill では、明示的なサーチ基準が最初に処理される。
「リビジョン」=「最新」
「作業版数」=「最新」
その後、アクセス制御による制限が適用される。
(上の例に示すように) 最初のサーチ結果が除外されている場合、Windchill は次に最も近い一致が見つかるまでサーチを再帰的に実行します。
例 1: 属性基準
この例では、「基準」で以下の属性を使用してサーチを実行します。ただし、アクセス制御が制限されており、表示できるのは「リリース済み」状態のオブジェクトのみです。
「名前」=*shaft*
「色」=Green
アクセス制御により、「リリース済み」のオブジェクトのみが表示されます。
サーチのデフォルトの動作により、最初のサーチは各リビジョンの最新の作業版数に対してのみ実行されます。アクセス制御が適用されると、サーチ結果は返されません。
例 2: 属性基準とすべての作業版数
結果が状態によって制限されることがわかったので、サーチ範囲を広げることにしました。すべての作業版数をサーチに含めます。
「名前」=*shaft*
「色」=Green
「作業版数」=「すべて」
アクセス制御により、「リリース済み」のオブジェクトのみが表示されます。
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これがインデックスサーチであり、代わりに「キーワード」フィールドに「*shaft*」または「Green」と入力した場合、このサーチでは次の結果が返されます (アクセス制御による制限が適用されたサーチでは結果が返されません)。
詳細については、複数の基準を使用した最新でない作業版数を参照してください。