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原材料部品、半完成部品、完成部品
製造プラントでは、原材料は製造プロセスの開始に使用される基本的な部品です。原材料が複数のプロセスで処理されて最終部品が製造されます。各プロセスの終了時に、半完成部品が製造され、それが次のプロセスの原材料になり、前のプロセスの完成部品になります。
たとえば、自動車のドアの製造を開始するときに使用される基本的な原材料として、炭素鋼製の平面シートがあります。このシートを自動車のドアにするには、まずシートが加工されます。加工されたシートは、自動車のドアの半完成部品です。このシートは、次の切削プロセスの原材料であり、炭素鋼の完成部品です。このシートが切削されると、次の成形プロセスの原材料になり、加工されたシートの完成部品になります。成形されたシートがさらに処理され、自動車のドアが製造されます。
自動車のドアの製造プロセス全体で、複数の半完成部品が製造されます。半完成部品は、完成部品から原材料の階層順で MPMLink に表示されます。自動車のドアの例の場合、部品構造は BOM トランスフォーマで以下のように表示されます。
原材料部品と半完成部品は総称して材料部品と呼ばれます。材料部品を指定するには、BOM トランスフォーマの「材料」操作を使用して、それを材料として製造される部品に関連付けます。この関連付けを示すために、2 つの部品の間に「製造原材料リンク」という名前の材料関連付けが作成されます。「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで、この材料関連付けの属性を定義します。材料部品は、部品アイコンのグリフによって示されます。
完成部品に直接関連付けられている材料部品は、「材料」タブの「材料」テーブルに表示されます。このテーブルは、関連付けられている部品の情報ページの「関連オブジェクト」タブにも表示されます。
完成部品を構成する部品の階層は、「材料」タブの下の「作成」テーブルと、完成部品の情報ページの「親」タブに表示されます。この階層は、選択した原材料部品または半完成部品から開始し、最初に完成した部品で終了します。