バージョン 3 準拠の LDAP ディレクトリ、または Microsoft Active Directory Service に接続できます。エンタープライズ LDAP サービスをすでに使用している場合は、引き続きそのサービスを使用してユーザー情報の保守を行うことができます。このためには、JNDI アダプタ経由で情報を照会してユーザー情報にアクセスすることもできるように Windchill を設定できます。

ただし、Windchill はエンタープライズディレクトリ内のエントリの作成、更新、または削除を通常は行いません。これは、この機能が組織のほかの部分に限定されている場合があるからです。つまり、Windchill を使用してエンタープライズ LDAP サービスのユーザー情報を管理することはできません。代わりに、別の管理ツールを使用する必要があります。ただし、Windchill にはグループ情報と組織情報を更新する機能が必要なので、これらの情報は Windchill へのフルアクセスを提供する LDAP サーバー (Windchill Directory Server など) に格納する必要があります。したがって、このシナリオでは、Windchill をサポートする 2 つの異なる LDAP ディレクトリを保持します。

開始する前に、以下の準備が完了している必要があります。

これらのガイドは、次の PTC 参照資料サイトから入手できます。

既存の LDAP ディレクトリを Windchill に接続するには、以下のタスクを実行します。該当する箇所では、Microsoft Active Directory 用の手順を明示的に説明しています。それ以外の場合、手順はすべての LDAP ディレクトリに適用されます。