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トレースリンクの管理
「トレース先」テーブルにある操作を使用して、トレースリンクを管理できます。トレースされた外部アイテムに関する情報は、リモートコラムに表示されます。
操作とコラムの詳細については、「トレース」タブを参照してください。
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トレース対象の外部リソースデータを Windchill のトレース可能オブジェクトにフェッチするには、ThingWorx サーバーの認証資格証明が必要です。
トレースリンクを表示および管理するには、Windchill で必要なアクセス許可が必要です。
トレースリンクの作成
「トレースを追加」は、「トレース先」テーブルのツールバーで使用できます。これにより、外部アイテムと Windchill のトレース可能なオブジェクトの間に「充足」「割当」、または「実装」トレースリンクが作成されます。
1. トレースリンクを追加するオブジェクトを選択します。「トレースを追加」をクリックします。
2. 「サーバー」「リソース」、および「タイプ」の値を選択します。
3. 「選択ダイアログのコンテキスト」ツリーで、目的のノードを選択し、「開く」をクリックします。一度に選択できるノードは 1 つのみです。
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Windchill Modeler 製品の「選択ダイアログのコンテキスト」ツリーでは、ノードのルートを選択できます。
4. 外部システムに接続するため、選択した外部サーバーのダイアログボックスで認証の詳細を入力します。適切なリソースタイプのアイテムを選択し、「続行」をクリックします。
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外部アイテムと Windchill オブジェクトの間のリンクのタイプは一意です。たとえば、要件 XYZ と Windchill 部品 ABC 間をリンクします。これらの間に「割当」リンクまたは「充足」リンクを作成できます。XYZ と ABC の間に「充足」リンクが存在する場合、これらの間にさらに「充足」リンクを作成することはできません。ただし、これらの間に「割当」リンクは作成できます。
同様に、アーキテクチャアイテム XYZ と Windchill 部品 ABC の間に「実装」リンクを作成できます。
リンクタイプが「充足」または「実装」であるオブジェクトにトレースリンクを追加すると、部品の新しい作業版数が作成されます。
5. 「トレース先」テーブルでは、Windchill のトレース可能なオブジェクトと外部リソースの間のトレースリンクが、選択したリンクタイプで作成されます。外部アイテムに関連するデータは、テーブルのリモートコラムに表示されます。
Windchill オブジェクトの作業版数が適用されたときに、トレースリンクはコピー転送および後方コピーされます。トレースの使用の「コピー転送機能」を参照してください。
トレースリンクの表示
「トレース先」テーブルには、Windchill のトレース可能なオブジェクトのトレースリンクが表示されます。データは実行時に Windchill でフェッチされます。外部システムの認証資格証明がある場合、小さいプレビューを表示するように設定されているコラムにカーソルを置くと、小さいプレビューが表示されます。既成では、「番号」属性は小さいプレビューを表示するように設定されています。詳細については、DPT 拡張機能の設定を参照してください。
トレースリンクの更新
Windchill 操作を使用してトレースリンクを要確認としてマークしたり、 操作を使用して要確認フラグをクリアしたりできます。これらの操作はリビジョンの最新のバージョンでのみ使用できます。オブジェクトが別のユーザーによってチェックアウトされている場合、これらの操作は使用できません。詳細については、トレースの使用の「要確認リンク」を参照してください。
トレースリンクの削除
トレースリンクを削除するには、「トレース先」テーブルのツールバーにある 「トレースを除去」操作を使用します。トレースリンクがある 1 つ以上のオブジェクトを選択し、 「トレースを除去」をクリックします。
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「トレースを除去」操作は、リビジョンの最新バージョンでのみ使用でき、オブジェクトが別のユーザーによってチェックアウトされている場合には使用できません。
「割当」リンクを削除すると、リビジョンのすべてのバージョンからも除去されます。
オブジェクトのバージョンから「充足」リンクまたは「実装」リンクが削除されると、新しいバージョンが作成されます。リンクは新しいバージョンのオブジェクトから除去されますが、以前のバージョンにはリンクが残ります。