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コンフィギュレーション可能構造とプラットフォームベースの製品のサポート
コンフィギュレーション可能製品構造とバリエーションの作成は、コンフィギュレーション可能モジュール、コンフィギュレーション可能製品、オプションと選択肢、高度な選択ロジックによって Windchill に実装されています。プラットフォーム構造の追加の機能によって、企業全体で設計および製造のためにプラットフォームベースの製品をより効率的に管理できます。
コンフィギュレーション可能製品構造の機能の有効化
デフォルトで、プリファレンス Configurable Modules Supportno に設定されています。オプションとバリエーションの機能を使用するには、このプリファレンスを yes に設定する必要があります。このプリファレンスは以下の管理者またはマネージャが変更できます。
サイト全体のサイト管理者
組織全体の組織管理者
製品コンテナの製品マネージャ
ライブラリコンテナのライブラリマネージャ
「コンフィギュレーション可能モジュールのサポート」プリファレンスは上位レベルのコンテナから継承され、コンテナレベルでロックすることも、下位レベルのコンテナで上書きすることもできます。
「コンフィギュレーション可能モジュールのサポート」プリファレンスが no に設定されている場合、コンフィギュレーション可能製品、コンフィギュレーション可能モジュール、オプションの割当はサポートされず、製品構造のフィルタにオプションフィルタは使用できません。
コンフィギュレーション可能製品構造機能へのアクセス
オプションプールにアクセスできる製品マネージャまたはオプションマネージャは、オプション、選択肢、「含む」規則、「除く」規則、「有効」規則、オプションセットを作成および管理できます。プラットフォーム構造には次のような拡張機能があります。
条件付き規則: 拡張された規則では、IF 文と THEN 文を使用して、全仕様対応製品構造をフィルタする際にユーザーが指定した選択肢の選択に基づいて、どのような場合に特定のオプション選択肢を含め、有効、必須、または無効にすることができるかを指定できます。詳細については、条件付き規則を参照してください。
ローカル規則とグローバル規則のエフェクティビティ管理: グローバル規則とローカル規則を改訂できます。オプションセットから独立してローカル規則を管理することで、ローカル規則が改訂されてもオプションセットには作業版数が適用されないようにすることもできます。詳細については、ローカル規則の改訂を参照してください。
数値によるオプションと選択肢: 選択肢に数値を追加することで、規則の意図を取り込んで、複雑な規則や割り当てられた定義式をさらに効率的に読み込み、作成、管理できます。これらの拡張機能によって、数値選択肢や ">"、"<"、">="、"<=" などの演算子を使用して規則の記述を簡素化できます。
定義式エイリアス: 再使用可能なロジックのセグメント。通常は、製品のコンフィギュレーションのさまざまな場所で再使用されるいくつかの共通のロジック定義があります。割り当てられた定義式を記述する作業を複数の大きなチームに振り分ける場合、これらの定義式が読みやすくかつ記述しやすいものであることが重要となります。これらの共通の定義をエイリアスとしてさらに簡単に取り込んで、その製品用にグローバルに管理できます。詳細については、エイリアスの操作を参照してください。
製品ファミリー: プラットフォームベースの製品の製品ファミリーを定義および管理します。詳細については、Windchill での製品ファミリーとコンフィギュレーションの管理を参照してください。
スプレッドシートベースのモジュールバリエーションの作成と管理: 複数のモジュールバリエーションを作成して管理する作業は煩雑になりがちです。スプレッドシートのインポート/エクスポート機能を使用することで、設計者は 1 つ以上のモジュールバリエーションの部品表 (BOM) を簡単に作成してシステムに読み込むことができます。詳細については、BOM テーブルのワークシートを参照してください。
標準のチームメンバーシップでは、オプションと選択肢に対する読み取りアクセス権を持つ製品メンバーは、コンフィギュレーション可能構造のフィルタ、バリエーション仕様の作成と管理、バリエーションの生成を行えます。デフォルトでは、製品メンバーはオプションおよびオプションセットを作成、編集、削除できません。適切なライセンス資格を持つこれらのユーザーは、基本的な依存定義式を定義できます。プラットフォーム構造には次のような拡張機能があります。
高度な定義式: 部品、部品の親子リンク、オカレンスにより複雑な定義式を割り当てることで、これらの選択をより柔軟に管理できます。高度な定義式では、複数の部分式と関数を使用して、製品構造にモジュールバリエーションを含めるときに 1 つ以上の条件を示すことができます。詳細については、高度な定義式の定義を参照してください。高度な定義式は、モジュールバリエーションの適用可能性を決定するために、製品構造のフィルタリング時に評価されます。定義式を使用したフィルタについては、オプションフィルタ時の定義式の評価を参照してください。
独立した基本定義式または高度な定義式: 割り当てられた定義式を割当先のアイテム (部品、部品の親子リンク、オカレンス) から独立して管理できます。これにより、割当先のオブジェクトに作業版数を適用することなく、定義式を修正または改訂できます。詳細については、割り当てられた独立定義式を参照してください。
テキスト入力を使用した選択肢の選択: オプションフィルタで選択した選択肢のテキスト入力を行えます。詳細については、オプションフィルタのフィルタ基準の指定を参照してください。
製品構造フィルタの柔軟性の向上: コンフィギュレーション可能構造内の記述が不完全な割り当てられた定義式は見つけにくいことがあります。新しいフィルタタイプとして標準フィルタと代替フィルタが追加され、代替フィルタを選択することで、コンフィギュレーション可能構造内で不完全に定義されているロジックを表示できます。詳細については、標準と代替のオプションフィルタを参照してください。独自の構造フィルタロジックを定義することで、既成の方法をカスタマイズすることもできます。詳細については、標準と代替の動作の設定を参照してください。
オプションフィルタのコンフィギュレーション仕様での日付エフェクティビティの使用: すべてのユーザーは、最新のコンフィギュレーション仕様を使用して、オプションフィルタのコンフィギュレーション仕様を設定できます。ほかの形式のコンフィギュレーション仕様は Platform Structures でのみ使用できます。
スプレッドシートベースのモジュールバリエーションの作成と管理: 複数のモジュールバリエーションを作成して管理する作業は煩雑になりがちです。スプレッドシートのインポート/エクスポート機能を使用することで、設計者は 1 つ以上のモジュールバリエーションの部品表を簡単に作成してシステムに読み込むことができます。詳細については、製品ファミリーおよびオプションとバリエーションのデータの読み込みを参照してください。
製品ファミリー内でのバリエーションの作成と管理: 製品ファミリー内で管理されたバリエーション仕様およびバリエーションベースラインを作成および管理し、バリエーションを生成します。詳細については、Windchill での製品ファミリーとコンフィギュレーションの管理を参照してください。