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Windchill のオプションとバリエーションの機能
Windchill には、製品の変動性とバリエーションの生成をサポートする以下の機能が備わっています。
コンフィギュレーション可能製品構造
モジュール製品構造と全仕様対応製品構造を定義、管理、およびフィルタするため、割り当てられた定義式と高度なロジックを使用して、Windchill 部品をコンフィギュレーション可能モジュールとして定義できます。コンフィギュレーション可能モジュールを使用することで、複数の設計を持たせる製品のセクションを指定し、部品を設定するか製品構造の表示をフィルタすることで設計を選択できます。
プラットフォームベースの製品
Windchill では、製品ファミリー内の個別のコンフィギュレーションを表す既定のオプションと選択肢のリストを定義できます。これらのオプション定義を複数の製品ファミリーで再使用できます。
最初に、1 つまたは複数の製品ファミリーに対応するオプションの定義を作成してから、オプションセット内でこれらのオプションを管理します。オプションのコンポーネントの設計を定義したら、製品構造内の適切なアイテムに定義式 (オプション選択肢を使用) を割り当てることができます。選択ロジックを検証するために、可変コンポーネントに対する割当に基づいたフィルタ基準を使用して、製品構造をフィルタできます。最後に、セールスオーダーを作成するため、全仕様対応製品構造に対して「設定」操作を使用して、有効な設計を生成し、バリエーション部品構造を作成できます。
高度な選択ロジックのパラメータ
一部の受注仕様生産および受注開発生産ストラテジーでは、適切な設計を選択できるようにしたり、製品の各部分の受注固有の設計を作成できるようにする高度な選択ロジックが必要となります。コンフィギュレーション可能モジュールを使用して、個別でないオプション (製品の長さ寸法や出力冷却能力など) を取り込むためのパラメータを定義できます。これらのパラメータは、部品選択に使用する可変制約やケーステーブルの定義に使用できます。選択プロセスで利用する外部アプリケーションの呼び出しにも使用できます。
フィルタ機能と高度な選択機能の組み合わせ
企業は、必要とされる製品のコンフィギュレーション可能性のレベルに応じて、リストベースのオプションと高度な選択ロジックのパラメータの両方が含まれているバリエーションの設計と生成のプロセスを選択できます。これらの機能を組み合わせることで、最初に全仕様対応製品構造をフィルタして製品の必要な設計を含めてから、定義済みの選択ロジックに基づいたユーザー入力を提供して製品のバリエーションを作成することでオーダーを設定できます。
バリエーションの生成と再使用
Windchill は、コンフィギュレーションプロセスを使って製品のバリエーションを作成して更新する機能を備えています。このプロセスでは、フィルタ基準と選択ロジックを適用して、全仕様対応製品構造を適切なコンフィギュレーションに絞り込むことができます。
バリエーションは、コンフィギュレーション可能構造から作成された部品構造です。Windchill では、バリエーション仕様内のバリエーションの作成に使用されたオプション選択とパラメータ入力が記録され、バリエーションに関連付けられます。バリエーション生成のステップで、Windchill で既存のバリエーションがサーチされ、ユーザーは新しいバリエーションを作成する代わりに既存のバリエーションを再使用できます。