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部品の除去
部品が上流から転送されるときに特定の部品を下流構造から除去できます。このロジックは「部品の親子関係」リンクでカスタム属性を使用するかタイプを指定することによって定義できます。
カスタム属性の使用
データタイプ Boolean のカスタム属性を WTPartUsageLink に作成できます。BOM トランスフォーマで特定の部品の属性の値が Yes に設定されている場合、その部品は転送先の構造から除去されます。この属性の値が空白である場合、その部品は転送先の構造から除去されません。この値が No に設定されている場合、その部品が除去されることはありません。
以下の例では、カスタム属性 REM を使用して、転送時に除去する部品を指定しています。
「下流構造を生成」操作を実行すると、属性 REM の値が Yes に設定されている部品が転送先の構造から除去されます。下流構造内の子ノードと祖父母ノードの間に新しい親子リンクが作成されます。
転送されたノードを再構築した場合、デフォルトでは、新規下流ブランチが作成されます。この動作をリゾルバ委任でカスタマイズできます。
下流構造を生成する際に部品を除去するには、以下のステップを実行します。
1. WTPartUsageLink にデータタイプ Boolean のカスタム属性を作成し、デフォルト値を空白に設定します。詳細については、新規属性の作成および「デフォルト値」タブを参照してください。
2. Windchill/codebase/com/ptc/core/foundation/associativity にある associativity.properties ファイルにアクセスします。
3. <Property name="com.ptc.windchill.associativity.BomGenerationRemovalAttribute" default="xyz"/> 行で指定されているデフォルトの属性名を新しい属性名に置き換えます。
4. BOM トランスフォーマで、上流構造の「子」タブ内の新規作成した属性に値 Yes または No を割り当てます。
部品タイプの指定
下流構造を生成する際に、部品のタイプを指定することによってそれらの部品を除去することもできます。部品タイプを指定するには、以下の手順を実行します。
1. Windchill/codebase/com/ptc/core/foundation/associativity にある associativity.properties ファイルにアクセスします。
2. コンマ区切り値を使用して <Property name="com.ptc.windchill.associativity.BomGenerationRemovalType" multivalued="," default=""/> 行に除去するタイプを追加します。
このプロパティに指定されているデフォルト値は空白です。
このプロパティファイルで指定したタイプが転送先の構造から除去されます。ただし、指定されているいずれかのタイプのカスタム属性の値が No に設定されている場合、部品は除去されません。
カスタム属性とタイプの使用
カスタム属性とタイプの両方を使用して、下流構造を生成する際に除去する部品を指定できます。以下の表で、部品の除去にこの両方の基準を使用した結果について説明します。
カスタム属性の値
タイプ
結果
空白
空白
部品は除去されません。
空白
指定したタイプの部品が除去されます。
Yes
空白
カスタム属性が Yes に設定されている部品が除去されます。
Yes
カスタム属性が Yes に設定されている部品と、指定したタイプの部品が除去されます。
いいえ
空白
部品は除去されません。
いいえ
部品は除去されません。
* 
部品が別のユーザーにチェックアウトされている場合、その部品は除去できません。