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コンテンツインデックシングの MIME タイプの指定
管理者は、インデックシングが開始されたときにインデックシングされるオブジェクトコンテンツフォーマット (MIME タイプ) を選択できます。
たとえば、Windchill ドキュメントには、Microsoft Word ファイル (.doc または .docx 拡張子)、Microsoft Excel スプレッドシート (.xls または .xlsx 拡張子)、PDF ファイル (.pdf 拡張子) など、さまざまなフォーマットのデータが含まれます。Windchill Index Search をカスタマイズして、Microsoft Word ファイルや PDF ファイルのコンテンツはインデックシングして、Microsoft Excel スプレッドシートはインデックシングしないように設定できます。
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Windchill バルクインデックシングの初期セットアップ時、またはインデックシング操作の実行前に、MIME タイプを指定する必要があります。
MIME タイプを修正した場合は、データのインデックシングをやり直す必要があります。詳細については、バルクインデックスツールを参照してください。
現在インデックシングされている MIME タイプ
ファイルコンテンツのインデックスが作成される MIME タイプのリストを取得するには、Windchill シェルで以下のコマンドを実行します。
windchill wt.content.DataFormatUtil -list
返されるリストには、Windchill で定義された MIME タイプに関する情報ブロックが含まれています。たとえば、Microsoft Visio コンテンツの場合は以下の情報が返されます。
------------------------------
formatName = Microsoft Visio
mimeType = application/visio
description = Microsoft Visio Drawing
indexable = true
icon = netmarkets/images/ms_visio.gif
extensions = VSD VST VSS
------------------------------
MIME タイプのコンテンツのインデックスを作成するには、indexabletrue に設定する必要があります。
Windchill コンテンツインデックシングと互換性のあるデフォルトのファイル拡張子については、コンテンツインデックシングでサポートされるファイルタイプを参照してください。
既存の MIME タイプの修正
MIME タイプの indexable 値を変更するには、-update コマンドを使用します。
1. Windchill シェルで次のコマンドを実行します。
windchill wt.content.DataFormatUtil -update
2. 更新する MIME タイプのフォーマット名を指定します。-list コマンドの実行時に表示される formatName の値を参照してください。
3. フォーマット名を入力すると、一連のプロンプトが表示されます。
たとえば、Microsoft Visio ドキュメントのインデックシングを無効にしたときに表示される出力を次に示します。

Enter name of mime type that you want to update(i.e. Microsoft Word): Microsoft Visio
Updating format ...
formatName = Microsoft Visio
mimeType = application/visio
description = Microsoft Visio Drawing
indexable = true
icon = netmarkets/images/ms_visio.gif
extensions = VSD VST VSS
Would you like to substitute the current list of extensions with a new one ? (Y/N): N
Enter a space seperated list of the valid file extensions to add for this MIME (i.e. doc wiz) (blank to leave as is):
Enter the actual mime type (i.e. text/plain) (blank to leave as is):
Enter description of mime type (blank to leave as is):
Is this mime type indexable? (Y/N) (blank to leave as is): N
Enter the path to the icon file (i.e. wt/clients/images/generic.gif)(blank to leave as is):

Would you like to continue updating data formats (y/n) : N
MIME タイプの追加
リストにないファイルタイプについてコンテンツのインデックスを作成する場合は、新しい MIME タイプを追加できます。
1. Windchill シェルで次のコマンドを実行します。
windchill wt.content.DataFormatUtil -add
2. 表示されるコマンドプロンプトでリクエストされた情報を入力します。
たとえば、次のコマンドは OpenOffice スプレッドシートの MIME タイプを追加し、それをインデックス可能にします。

Enter name of mime type (i.e. Microsoft Word) (REQUIRED): OpenOffice Spreadsheet
Enter a space seperated list of the valid file extensions for this MIME (i.e. doc wiz) (REQUIRED): SXC
Enter the actual mime type (i.e. text/plain) (REQUIRED): application/vnd.sun.xml.calc
Enter description of mime type: OpenOffice Calc Spreadsheet
Is this mime type indexable? (Y/N): Y
Enter the path to the icon file.
This should be under your Windchill codebase(i.e. wt/clients/images/generic.gif) (REQUIRED): images/file_sxc.gif

Would you like to continue entering new Mime types to the System (y/n) : N
ファイルがインデックス可能であることの確認
MIME タイプを追加した後、Windchill Index Search がそのファイルコンテンツのインデックスを作成できることを確認する必要があります。
1. インデックスサーチサーバーがインストールされているマシンから、コマンドプロンプトを開き、以下を実行してクラスパスを設定します。
set classpath=<インデックスサーチホーム>\solr\server\lib\ext\*;<インデックスサーチホーム>\solr\server\solr-webapp\webapp\WEB-INF\lib\apache-tika-standalone.jar
2. 続いて、次のコマンドを実行します。
java org.apache.tika.cli.TikaCLI "<ファイルパス>"
ここで、<ファイルパス> は指定したファイルフォーマットのファイルのパスです。以下に例を示します。
java org.apache.tika.cli.TikaCLI "C:\Documents\MyCalc.sxc"
エラーメッセージが表示される場合、そのファイルコンテンツにインデックスは作成できません。