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LoadFromFile を使用した製品ファミリーオブジェクトの読み込み
LoadFromFile は単一のカスタマイズしたデータファイルを Windchill データベースに読み込むときに使用するコマンドラインユーティリティであり、これによって大量のレガシーデータを簡単に作成したり新規の Windchill 実装にマイグレーションしたりできます。このユーティリティの詳細については、LoadFromFile ユーティリティの使用および読み込みユーティリティの概要を参照してください。
LoadFromFile ユーティリティを使用して単一のロードファイルを読み込むには、次のコマンドを使用します。
windchill wt.load.LoadFromFile -d <ExampleLoadfile.xml>
このコマンドで、<ExampleLoadFile.xml> は読み込むロードファイルの名前です。
* 
読み込みユーティリティは XML ファイルのみを処理します。CSV2XML ユーティリティを使用すると、CSV ファイルを XML フォーマットのファイルに変換できます。データが CSV フォーマットの場合は、データをデータベースに読み込む前に、CSV2XML ユーティリティを使用して XML フォーマットに再フォーマットする必要があります。詳細については、XML フォーマットファイルへの CSV ファイルの変換を参照してください。
このユーティリティを使用して、次の製品ファミリー操作を実行できます。
製品ファミリー、製品モデルグループ、製品モデル、管理されたバリエーション仕様の作成
製品ファミリーメンバーオブジェクト間の親子リンクの作成
製品ファミリーまたは製品モデルへのコンフィギュレーション可能モジュールオブジェクトの割当
スタンドアロンバリエーション仕様から組織化されたバリエーション仕様への変換
バリエーション仕様の値 LifeCycleTemplate または LifeCycleState の変更
手動選択規則の作成
* 
「製品ファミリーメンバー」とは、次のオブジェクトのことを指します。
製品ファミリー
製品モデルグループ
製品モデル
バリエーション仕様
これらのオブジェクトタイプに対する読み書きアクセス権を持つユーザーがこのユーティリティを実行できます。
製品ファミリーオブジェクトの作成
次のタイプのオブジェクトを作成するには、createProductFamilyMember コンポーネントを使用します。
製品ファミリー
製品モデルグループ
製品モデル
管理されたバリエーション仕様
単一のロードファイル内でさまざまなコンポーネントを使用できます。どのような組み合わせでも構いません。
* 
次の表内の番号とバージョンの値には英数字を指定できます。
ブール値を除くすべての値で大文字と小文字が区別されます。
エレメント
データタイプ
説明
csvpfmName
文字列
オプション。製品ファミリーメンバーオブジェクトの名前を指定します。
csvpfmNumber
文字列
オプション。製品ファミリーメンバーオブジェクトの ID 番号を指定します。
csvpfmType
文字列
<WCTYPE|オブジェクト名> というフォーマットで、製品ファミリーメンバーオブジェクトのオブジェクトタイプを指定します。例: WCTYPE|wt.productfamily.ProductFamilyWCTYPE|wt.productfamily.ProductModelGroupWCTYPE|wt.productfamily.ProductModelWCTYPE|com.ptc.wpcfg.doc.VariantSpec
csvtopPFNumber
文字列
この製品ファミリーメンバーオブジェクトが存在する製品ファミリーの ID 番号値を指定します。製品ファミリーを作成する場合、これはその製品ファミリー自体の番号値でなければなりません。
csvversion
文字列
オプション。このエレメントは現在のところ、既存のバリエーション仕様についてのみサポートされています。新規オブジェクトを作成する代わりに、既存のバリエーション仕様に作成する新規バージョンを指定します。
csvcontainerPath
文字列
オプション。製品ファミリーメンバーオブジェクトのコンテナを指定します。
csvnavcriteria
文字列
オプション。新規バリエーション仕様に設定するナビゲーション基準の名前を指定します。
製品ファミリーメンバーオブジェクト間の親子リンクの作成
createUsageLink を使用して、製品ファミリー、製品モデルグループ、製品モデル、バリエーション仕様オブジェクト間をリンクして製品ファミリー構造を作成します。
エレメント
データタイプ
説明
csvpfmParentNumber
文字列
リンクの親役割として機能するオブジェクトの番号値を指定します。
csvpfmChildNumber
文字列
リンクの子役割として機能するオブジェクトの番号値を指定します。
製品ファミリーまたは製品モデルへのコンフィギュレーション可能モジュールオブジェクトの割当
setConfigurableModule を使用して、製品ファミリーまたは製品モデルオブジェクトに対してコンフィギュレーション可能モジュール (WTPart) オブジェクトを割り当てます。
エレメント
データタイプ
説明
csvpfmNumber
文字列
コンフィギュレーション可能モジュール参照を設定する製品ファミリーまたは製品モデルの番号値を指定します。
csvcsNumber
文字列
指定した製品ファミリーまたは製品モデルのコンフィギュレーション可能モジュールとして機能する WTPart の番号値を指定します。
スタンドアロンバリエーション仕様から組織化されたバリエーション仕様への変換
createOrganizedVariantSpec を使用して、スタンドアロンバリエーション仕様を組織化されたバリエーション仕様に変換します。
エレメント
データタイプ
説明
csvtopPFNumber
文字列
このバリエーション仕様オブジェクトが存在する製品ファミリーの番号を指定します。
csvpfmParentNumber
文字列
このバリエーション仕様の親オブジェクトとして機能する製品モデルの番号値を指定します。
csvvsNumber
文字列
指定した製品ファミリーと製品モデルに関連付けることによって組織化されたバリエーション仕様に変換するスタンドアロンバリエーション仕様の番号値を指定します。
バリエーション仕様のライフサイクルテンプレートとライフサイクル状態の値の変更
setProductFamilyVariantLifeCycle を使用して、既存のバリエーション仕様オブジェクトの LifeCycleTemplate または LifeCycleState の値を設定します。
エレメント
データタイプ
説明
csvvsNumber
文字列
LifeCycleTemplate または LifeCycleState を変更しなければならない既存のバリエーション仕様の番号値を指定します。
csvversion
文字列
LifeCycleTemplate または LifeCycleState を変更しなければならない既存のバリエーション仕様のリビジョンを指定します。
csviteration
文字列
LifeCycleTemplate または LifeCycleState を変更しなければならない既存のバリエーション仕様の作業版数を指定します。
csvlifecycle
文字列
LifeCycleTemplate の新しい値を指定します。現在の値を維持するにはこの値を Null に指定できます。
csvlifecyclestate
文字列
LifeCycleState の新しい値を指定します。現在の値を維持するにはこの値を Null に指定できます。
バリエーション仕様への手動仕様規則の作成
beginCreateManualSelectionRulescreateManualSelectionRulesendCreateManualSelectionRules を組み合わせて使用することで、既存のバリエーション仕様オブジェクトに手動選択規則のセットを速やかかつ簡単に作成できます。この方法による手動選択規則の読み込みでは、最新バージョンのバリエーション仕様、親部品、子部品を使用することを前提としています。新規規則を作成する前に、(指定したバリエーション仕様のコンテキスト内にある) 指定した親部品の既存のすべての規則が削除されます。これは手動選択規則を読み込む 1 つの方法です。別の方法として、制御された方法で規則を作成することもできます。これについては以下のセクションで詳しく説明しています。
メソッド
エレメント
データタイプ
説明
beginCreateManualSelectionRules
csvmanualSelectionRuleVariantSpecNumber
文字列
新規手動選択規則のコンテキストとして機能する既存のバリエーション仕様の番号値を指定します。
csvmanualSelectionRuleParentPartNumber
文字列
手動選択規則を作成するリンクの親役割として機能する部品の番号値を指定します。
createManualSelectionRules
csvmanualSelectionRuleChildPartNumber
文字列
手動選択規則を作成するリンクの子役割として機能する部品の番号値を指定します。
endCreateManualSelectionRules
なし。
制御された方法による手動仕様規則の作成
createModuleVariantSelectRulecom.ptc.wpcfg.load.LoadHelper ハンドラとともに使用することで、さらに制御された方法で手動選択規則を作成できます。この方法による手動選択規則の読み込みでは、規則をどのように作成するかについて、より厳密な詳細を指定できます。正確な親子リンクの規則を作成するには、次のいずれかのエレメントを使用します。
csvchildToSelectNumber
csvlinkComponentId
csvlinkLineNumber
この方法によって作成された新規規則は、同じバリエーション仕様、親部品、子部品の組み合わせを使用している既存の規則をオーバーライドします。
エレメント
データタイプ
説明
csvvariantSpecNumber
文字列
新規手動選択規則のコンテキストとして機能する既存のバリエーション仕様の番号値を指定します。
csvvariantSpecRevision
文字列
新規手動選択規則のコンテキストとして使用する既存のバリエーション仕様のリビジョンを指定します。
csvparentNumber
文字列
手動選択規則を作成するリンクの親役割として機能する部品の番号値を指定します。
csvparentView
文字列
オプション。親部品のビューを指定します。親部品に View の値がない場合を除き、これは必ず指定する必要があります。
csvparentViewVariation1
文字列
オプション。親部品の BOM タイプビューバリエーションを指定します。値の例としては costing、production、testing があります。
csvparentViewVariation2
文字列
オプション。親部品の代替番号ビューバリエーションを指定します。値の例としては 001、002、003、004、005 があります。
csvorganizationName
文字列
オプション。親部品と子部品が存在する組織の名前を指定します。
csvchildToSelectNumber
文字列
オプション。手動選択規則を作成するリンクの子役割として機能する部品の番号値を指定します。値 csvlinkComponentId または csvlinkLineNumber を指定する場合にはこれを空白のままにします。
csvlinkComponentId
文字列
オプション。手動選択規則を作成するリンクのコンポーネント ID を指定します。値 csvchildToSelectNumber または csvlinkLineNumber を指定する場合にはこれを空白のままにします。
csvlinkLineNumber
文字列
オプション。手動選択規則を作成するリンクの行番号を指定します。値 csvchildToSelectNumber または csvlinkComponentId を指定する場合にはこれを空白のままにします。
csvactive
ブール
新規手動選択規則をフィルタに使用する場合、true を指定します。
アクティブ化されるまでは新規手動選択規則をフィルタに使用しない場合、false を指定します。