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タグベースの属性パネルの MVC 属性パネルへの変換
以前のリリースでは、すべての属性パネル (旧 "プロパティパネル") は、先のセクションで説明したタグベースの方法で作成され表示されていました。また、以前のリリースでは、属性テーブルを作成することもできました。これは構成が非常によく似ていて、違いは describePropertyPanel タグの代わりに describeAttributesTable タグを使い、renderPropertyPanel タグの代わりに renderTable タグを使う点だけでした。
このようなパネルと属性テーブルは、後述するように MVC 属性パネルに簡単に変換できます。注意点として、パネルまたはテーブルを MVC パネルに変換する場合、関連する JSP ファイルを削除する以外に、パネルまたはテーブルに関連する *typedservices.properties.xconf ファイルエントリもすべて削除する必要があります。
パネルが Typed であるカスタムオブジェクトタイプ用であり、既成のビルダークラスを使用できる画面タイプのいずれかに対応する場合は (ソリューション - プライマリ属性レイアウトを使って、ビジュアリゼーションコンポーネントを持つ高度属性パネルを作成するソリューション - プライマリ属性レイアウトを使って、ビジュアリゼーションコンポーネントを持たない高度属性パネルを作成する、およびソリューション - 作成、編集、その他の属性のスクリーンタイプレイアウトを使った高度属性パネルを作成するを参照)、その画面タイプのレイアウトを「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで定義する必要があるだけです。describePropertyPanel/ describeAttributesTable タグに含まれる各属性をレイアウトに追加します。タグで使用できるコンフィギュレーション属性の大半は、「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで定義できます。
パネルを表示するには、JSP ページに属性パネルを含める方法で説明されている方法のいずれかを使用します。既成のビルダーで定義されているものとは異なるビュー JSP またはデータムオブジェクトを使う必要がある場合を除いては、Java ビルダークラスを作成する必要はありません。注記: カスタムオブジェクトタイプが Typed を実装しない場合は、それを修正して TypeManaged を実装すると、「タイプおよび属性の管理」ユーティリティにそのカスタムオブジェクトタイプが表示されて、レイアウトを定義できるようになります。
カスタムオブジェクトタイプが Typed または TypeManaged で、パネルが「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで使用でき既成のビルダーが存在しないスクリーンタイプ用である場合、そのスクリーンタイプ用のレイアウトを「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで作成する必要があります。describePropertyPanel/ describeAttributeTable タグに含まれる各属性をレイアウトに追加し、「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで、describeProperty タグに含めた属性に基づいてその表示を設定します。このレイアウトから AttributePanelConfig を作成するために Java ビルダークラスを作成する必要もあります (ソリューション - 「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで定義された任意のレイアウトを使って高度属性パネルを作成するを参照)。Java ビルダークラスには、getModelTag() が起動するものと同じメソッドを呼び出してパネルデータムオブジェクトを作成する buildComponentData() を含める必要があります。パネルをレンダリングするには、JSP ページに属性パネルを含める方法で説明されている方法のいずれかを使用します。
オブジェクトタイプを TypeManaged にしない場合、またはパネルが使用可能な画面タイプ用ではない場合は、ソリューション - Java ビルダークラスで作成したコンフィギュレーションを使って単純属性パネルまたは高度属性パネルを作成するで説明されている単純属性パネルを対象とした方法に従ってパネル用の Java ビルダークラスを作成します。次の点に注意してください。
ビルダーの buildComponentConfig() または buildAttributesComponentConfig() メソッドで作成された AttributePanelConfig は、describePropertyPanel/ describeAttributesTable タグで作成されたコンフィギュレーションに相当します。タグの属性は、AttributePanelConfig の等価なプロパティに変換します。describePropertyPanel タグの oid 属性に対応するパネルコンテキストオブジェクトを修正する方法については、パネルコンテキストオブジェクトの修正方法を参照してください。
ビルダーで作成された AttributeConfigs は、describeProperty タグで作成されたコンフィギュレーションに相当します。describeProperty タグの属性は、AttributeConfig の等価なプロパティに変換します。
ビルダーの buildComponentData() メソッドは getModel タグに相当します。getModel() タグの場合と同じメソッドを呼び出して、buildComponentData() メソッドでパネルデータムオブジェクトを取得できます。
<mvc:simpleAttributePanel> タグは renderPropertyPanel/renderTable タグに相当します。このタグはビュー JSP <Windchill>/codebase/WEB-INF/jsp/components/simpleAttributePanel.jsp によって呼び出されます。一般に、ビルダーの AttributePanelConfigsetView() メソッドを呼び出して、その JSP ビューを指定する必要があります。AttributePanelConfigs で使用されるデフォルトコンポーネント ID は attributePanel です。タグで compId 属性を指定した場合は、パネル用のカスタム JSP ビューページを作成して、その JSP にビューを設定しなくてはいけないことがあります。カスタム JSP では、<mvc:simpleAttributePanel> タグに compId 属性を含めることで、コンポーネント ID を設定する必要があります。