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「セキュリティラベルの変更履歴」テーブル
「セキュリティラベルの変更履歴」テーブルでは、オブジェクトのセキュリティラベル値に対する変更の履歴追跡ができます。ここには、オブジェクトの変更されたセキュリティラベル値のリストと、変更日時、変更を行ったユーザーなど、追跡された詳細が表示されます。
このテーブルは、セキュリティラベル付きオブジェクトでのみ使用できます。デフォルトでは、このテーブルは、Windchill の「部品」「ドキュメント」「EPMDocument」「パッケージ」「レプリケーションパッケージ」「問題レポート」「一時許可」「変更リクエスト」「変更通知」「変更タスク」、および「変更レビュー」オブジェクトで使用できます。
このテーブルをほかのセキュリティラベル付きオブジェクトで使用することもできます。これを行うには、Windchill コードベース内の wt.access.securityLabelChangeHistory.supportedObjects ファイルの wt.properties プロパティを設定します。
このプロパティにより、コンマ区切りリストを使用して一度に 1 つ以上のオブジェクトに対して「セキュリティラベルの変更履歴」テーブルを有効にすることができます。以下に例を示します。
「セキュリティラベルの変更履歴」テーブルを「MPM プロセス計画」オブジェクトでも使用するには、次のプロパティを wt.properties ファイルに追加します: wt.access.securityLabelChangeHistory.supportedObjects=com.ptc.windchill.mpml.processplan.MPMProcessPlan
「セキュリティラベルの変更履歴」テーブルを「MPM プロセス計画」および「部品リクエスト」オブジェクトでも使用するには、次のプロパティを wt.properties ファイルに追加します: wt.access.securityLabelChangeHistory.supportedObjects=com.ptc.windchill.mpml.processplan.MPMProcessPlan, com.ptc.windchill.suma.npi.WTPartRequest
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wt.access.securityLabelChangeHistory.supportedObjects プロパティに間違ったオブジェクトタイプが設定されている場合、任意のオブジェクトのセキュリティラベルを編集しようとすると、「イベント」テーブルを表示したウィンドウが開きます。エラーの説明を表示するには、「イベント」テーブルで目的のイベントに対応する をクリックします。
別のウィンドウが開き、「コンフリクト」テーブルに特定のエラーの説明が表示されます。このプロパティに関連付けられたオブジェクトタイプが間違っている理由として考えられるのは、以下のとおりです。
このプロパティに割り当てられたオブジェクトタイプは有効な Windchill オブジェクトタイプですが、セキュリティラベルに対して公開されていません。
プロパティに割り当てられたオブジェクトタイプは、有効な Windchill オブジェクトタイプではありません。
解決方法の詳細については、サイト管理者に問い合わせてください。
「セキュリティラベルの変更履歴」テーブルは、オブジェクト情報ページの「カスタマイズ」 > 「履歴」メニューで使用できます。「履歴」メニューの表示がオブジェクトでサポートされていない場合、このテーブルにはアクセスできません。詳細については、サイト管理者に問い合わせてください。
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「セキュリティラベルの変更履歴」テーブルには変更された値のみが表示されます。変更されていない値はダッシュ (-) によって表されます。
Windchill 11.1 F000 以降で作成されたオブジェクトの場合、オブジェクト作成時からセキュリティラベル値に対する変更が追跡されます。このテーブルには 1 つ以上の行があり、そのうちの 1 行にはオブジェクトの作成時に割り当てられたセキュリティラベル値が表示されます。
Windchill 11.1 F000 より前に作成されたオブジェクトの場合、これらの値は空になっています。そのようなオブジェクトのセキュリティラベル値を初めて指定または変更したときに、このテーブルにオブジェクトにつき 2 つの行が表示されます。1 行目には Windchill 11.1 F000 より前に設定されたセキュリティラベル値が表示され、2 行目には新しいセキュリティラベル値が表示されます。オブジェクトに Windchill 11.1 F000 より前の値がない場合、デフォルトで、それらの値は Null として表示されます。そのようなオブジェクトの 1 行目の「修正者」コラムと「修正日」コラムのセルは空になり、履歴追跡機能が実装される前からこれらのオブジェクトが存在していたことが示されます。
オブジェクトに作業版数が適用された場合、セキュリティラベル値は以前の作業版数からコピーされますが、履歴は新規作業版数が作成された時点から追跡されます。
アップグレードされたオブジェクトの場合、デフォルトで、基本作業版数のセキュリティラベル値は存在しません。アップグレードされたオブジェクトに作業版数が適用された場合にのみ、履歴が追跡され、新規作業版数にセキュリティラベル記録が作成されて表示されます。そのようなオブジェクトのセキュリティラベル値を更新する際に、「セキュリティラベルの変更を編集されたオブジェクトのすべてのバージョンに適用」チェックボックスがオンになっている場合、セキュリティラベル値はオブジェクトのすべてのバージョンにコピーされ、各作業版数に新しいセキュリティラベル変更記録が作成されます。
オブジェクトの操作リストから「セキュリティラベルを編集」ウィンドウを開いて、そのオブジェクトに設定されているセキュリティラベルを確認したり変更したりできます。セキュリティラベルの現在の値を確認する方法については、 既存のオブジェクトのセキュリティラベルの確認と設定を参照してください。
標準セキュリティラベルには複数の値をコンマで区切って設定できます。「セキュリティラベルの変更履歴」テーブルを使用して、セキュリティラベルに設定されている複数の値を表示することもできます。次の例では、機密ラベルやコンテキストベースラベルなどの標準セキュリティラベルに複数の値が設定されていることを確認できます。
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削除されたセキュリティラベルは、その名前に <deleted> という語が追加されてカスタマイズビューに表示されます。削除されたセキュリティラベルの列の下の値にも、<deleted> という語が追加されます。セキュリティラベルを削除した後でカスタマイズビューを編集する場合、削除されたセキュリティラベルは「使用可能なコラム」フィールドまたは「選択したコラム」フィールドに表示されません。カスタマイズビューの編集を終了した後、削除されたセキュリティラベルの列はテーブルからも消えます。
このテーブルのデフォルトのコラムは「修正者」「修正日」です。ビジネス要件に応じて、このテーブルをカスタマイズして必要なコラムを追加できます。詳細については、テーブルビューのカスタマイズを参照してください。