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割り当てられた定義式から独立定義式への変換
このユーティリティを使用することで、以前に作成された、割り当てられた定義式を独立定義式に変換できます。このユーティリティでは、独立定義式をサポートするように環境の設定も行われます。
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このユーティリティはプラットフォーム構造モジュールのメンバーのみが使用できます。
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このユーティリティが正常に実行されると、独立定義式のみを作成するようにシステムが設定されます。
変換ユーティリティについては、次の点に注意してください。
この変換ユーティリティでは、割り当てられた定義式がある部品の改訂の最新作業版数の親子リンクとオカレンスに割り当てられている依存定義式のみが変換されます。
パフォーマンスを最適化するため、このユーティリティは定義式を持つすべてのオブジェクトを一括処理します。
このユーティリティは次のフェーズで動作します。
フェーズ 1 - 変換用のデータを収集して準備します。
フェーズ 2 - 割り当てられた定義式の各改訂の最新の作業版数を、割り当てられた独立定義式に変換します。
フェーズ 3 - 変換後にクリーンアップし、割り当てられた独立定義式モードにシステムを設定します。
このユーティリティは、前のフェーズが正常に完了した後でのみ、次のフェーズに進みます。失敗した場合、エラーを記録し、処理を中止したフェーズを記録し、次の実行ではそのフェーズから開始します。
このユーティリティはできるだけ多くのオブジェクトの変換を試み、エラーがあるオブジェクトには再処理用にマークを付けます。
このユーティリティでは、問題のデバッグに役立つステータスログとエラーログが提供されます。
割り当てられた独立定義式を持つことができるクラスは WTPart、WTPartUsageLink、および PartUsesOccurrence です。このユーティリティは、これらのオブジェクトの既存のすべての定義式を、割り当てられた独立定義式に変換します。
このユーティリティは、コンフィギュレーション可能モジュールのライフサイクル状態と割り当てられた独立定義式のライフサイクル状態の間のマッピングをビジネス管理者が設定するためのメカニズムを提供します。
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変換が行われている間は、データの整合性が失われる可能性があるので、新規オブジェクトの作成やデータの操作にシステムを使用してはなりません。
変換中にエラーが発生した場合、既存のデータに変更を加える前に、エラーを解決し、このユーティリティを再実行して変換を正常に完了してください。
変換中に作成された新しい部品と定義式は、データの整合性が失われる可能性があるので、このユーティリティでは処理されません。
ユーティリティの実行
1. 適切な状態間マッピングから成るライフサイクル状態マッピングファイルを設定します。
WT_HOME\com\ptc\windchill\option\tools\iae\IAEConversionStateMapping.properties
マッピングの左辺は定義式が変換される親部品の状態であり、右辺は変換後の定義式に割り当てる必要がある状態です。構文は以下のとおりです。
# <Part_Lifecycle_State> = <Independent_Assigned_Expression_Lifecycle_State>
サンプルのエントリを次に示します。
STUDY=INWORK
DEFINITION= INWORK
DEVELOP=INWORK
VERIFY=INWORK
IMPLEMENT=INWORK
COMPLETE=RELEASED
CANCEL=CANCEL
このマッピングは、変換後の定義式に状態が割り当てられるときに適用されます。ファイルまたはファイル内のエントリが欠落している場合、デフォルトで、親コンフィギュレーション可能モジュールのライフサイクル状態に設定されます。状態の値は、XML インポート/エクスポートファイルと同様に、列挙型キーフォーマットで指定する必要があります。PENDING\APPROVAL=PENDING APPROVAL のように、前半は "\" を使用します。これは定義式の "=" 記号より前にある左辺でのみ必要であり、定義式の右辺では必要ありません。
2. システムがデータを変換する準備が整っていることを確認します。
3. MethodServer と ServerManager を再起動します。
4. windchill シェルから次のコマンドを実行します。
Windchill com.ptc.windchill.option.tools.ConvertToIndependentExpression -u wcadmin -p wcadmin
5. 変換の実行中にはステータスが表示されます。このプロセスが終了すると確認メッセージが表示され、失敗もレポートされます。
6. ログファイルをレビューします。
WT_HOME\logs\ConvertToIndependentExpression\error.log
WT_HOME\logs\ConvertToIndependentExpression\status.log
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実行のたびにレポートが既存のログファイルに追加されるので、以前のログは名前を変更して記録として保存するようにしてください。こうすることで、このユーティリティが実行されるたびに新しいログが作成されるようになります。
7. 古い定義式が独立定義式に変換されたことを確認するには、定義式が割り当てられている親子リンクを右クリックします。「割り当てられた定義式を表示」「割り当てられた定義式をコピー」の 2 つの新しいメニューオプションが表示されるはずです。新たに作成した割り当てられた定義式が独立定義式であることを、「割り当てられた定義式を表示」ページで確認することもできます。