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オブジェクト初期化規則について
オブジェクト初期化規則を使用すると、管理者は以下の操作を行うことができます。
特定のオブジェクトタイプの属性のデフォルト値を指定します。
このデフォルト値は、Windchill ソリューションでそのタイプのオブジェクトを作成するときに使用されますが、ユーザーインタフェースでその属性の値が設定されていない場合に限られます。
特定のオブジェクトタイプのオブジェクトに関連付けられた属性に対する特殊な表示特性が、そのオブジェクトの作成に使用されるユーザーインタフェースに存在するかどうかを判断するための制約を指定します。属性に制約を適用すると、ユーザーインタフェースに以下の特性が与えられます。
不変 -- ユーザーは表示されている属性値を変更できません。
サーバーによる割当 -- ユーザーインタフェースには属性値が表示されません。値はインスタンスの保存時に生成され、割り当てられます。
事前生成 -- ユーザーインタフェースに属性値が表示されます。この値は、属性がユーザーインタフェースに表示される前に生成されます。
非表示 -- ユーザーインタフェースには属性の値またはラベルが表示されません。
離散セット -- ユーザーインタフェースの表示は、値の離散セットからの値に制限されます。これは列挙リストとも呼ばれます。
オブジェクト初期化規則を使用して属性に適用できる表示特性は、「タイプおよび属性の管理」ユーティリティ内から属性に制約を指定するのと同じような機能を提供します。属性に対する制約の使用の詳細については、「制約」タブを参照してください。
制約を指定する上での制限事項については、規則の設定を参照してください。
XML ドキュメントでデフォルト値を設定し、制約を指定することができます。オブジェクト初期化規則管理ユーティリティを使用してアップロードされた XML ドキュメントはそれぞれ規則と見なされます。各規則には、1 つのオブジェクトタイプに定義されている属性のデフォルト値と制約を含めることができます。
さらに、特定のデフォルト値または制約を使用するときに、規則の中で条件付きロジックを使用することができます。また、規則変数を使用して計算結果を保持し、その変数を使用してデフォルト値を定義したり、属性の制約を定義したりすることができます。これは、同じ値を複数の属性に使用する場合に有効です。
規則はコンテキスト内で定義され、これらのコンテキストまたは子コンテキスト内に保存されているオブジェクトのみに影響を与えるので、特定のオブジェクトタイプに対する規則を組織、製品、ライブラリ、プロジェクト、およびプログラムごとに異なったものにすることができます。
以下の関連リンクでは、インストール時に読み込まれる規則、規則の追加方法、およびオブジェクト初期化規則管理ユーティリティへのアクセス方法について説明します。
規則がどのように機能するかについては、規則をマージして複合規則を作成を参照してください。
規則の指定方法については、規則の指定を参照してください。
その他の参照情報については、オブジェクト初期化規則についてを参照してください。