フィールドの上書き
タイプを作成したら、特定のフィールド属性の上書きを設定できます。上書きはそのタイプで参照されるすべてのフィールドに設定できます。ただし、上書きを設定できるのは、次のフィールド属性だけです。
• 関連性
• 編集可能性
• 説明
• 範囲
• フェーズ
• 表示パターン
• デフォルト値
• パラメータの代入
フィールドの関連性を上書きすると、選択したタイプについて、特定のフィールド値を持つユーザー、グループ、またはアイテムにフィールドを適用する条件を定義できます。たとえば、グローバル設定では選択されたフィールドが一般的に関連性があることを意味する場合に、大半のユーザーに表示される情報を簡素化するには、選択されたタイプのプライマリ ユーザーにだけフィールドが関連するように上書きを設定できます。関連性属性の詳細については、
フィールド関連性の設定を参照してください。
フィールドの編集可能性を上書きすると、選択したタイプに対して、ユーザーがフィールドの編集権限を持つ条件を定義できます。たとえば、選択したフィールドが通常は編集できるようにグローバル設定で定義されている場合に、大部分のユーザーに必要なタスクを簡素化するには、選択したタイプのプライマリ ユーザーだけがそのフィールドを編集できるように上書きを設定できます。編集可能性属性の詳細については、
フィールド編集可能性の設定を参照してください。
フィールドの説明の上書きでは、管理しているタイプについて、
Windchill RV&S で使用される説明をカスタマイズできます。この新しい説明は、選択されたフィールドのグローバルな説明よりも優先され、選択されたタイプでフィールドが参照されるときにだけ適用されます。たとえば、「サブミット」フィールドのグローバルな説明が「
Initial stage」であるとします。フィーチャー要求タイプで参照される場合、この説明を「
Feature request submission」に設定できます。説明属性の詳細については、
フィールドの説明の設定を参照してください。
フィールドのデフォルト値を上書きすると、複数のタイプでそれぞれ異なるデフォルト値を使用してフィールドを共有することができます。たとえば、「担当グループ」 フィールドを複数のタイプで共有する場合、「担当グループ」 フィールドのデフォルト値を上書きしてそのタイプの新しいデフォルト値に置き換えたり、既存のデフォルト値を削除したりできます。
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