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環境変数
クライアント側のトリガーを構成する際には、特定の環境変数を使用して、トリガーが操作するオブジェクトを定義することもできます。クライアント側のトリガーでは、ユーザー ツールバー コマンドと同様の環境変数が使用されます。
クライアント側のトリガーでは、次の環境変数を使用して、トリガーが操作するオブジェクトを定義できます。
環境変数
機能
MKSSI_COMMAND=si.<command>
MKSSI_COMMAND は、コマンド実行が常に設定されます。たとえば、add member コマンドの場合、この環境変数は次のようになります。
MKSSI_COMMAND=si.AddMember
MKSSI_WINDOW=trigger
MKSSI_WINDOW=trigger は、トリガーから実行される操作が常に設定されます。
MKSSI_TRIGGER_TYPE=pre|post
MKSSI_TRIGGER_TYPE=<pre|post> には、トリガーがプレイベントであるか、ポストイベントであるかを示すいずれかのキーワードが設定されます。次に例を示します。
MKSSI_TRIGGER_TYPE=post
これはポストイベント トリガーが実行されることを示します。
MKSSI_UI=cli|gui|web
MKSSI_UI には、ユーザー インタフェースのタイプを示すいずれかのキーワードが設定されます。次に例を示します。
MKSSI_UI=gui
これは GUI が使用されることを示します。
MKSSI_FILE=filepath-relative-to-project/sandbox-of-a-member
MKSSI_FILE には、メンバーのコンフィギュレーション管理プロジェクトまたはサンドボックスを基準とする相対ファイルパスが設定されます。次に例を示します。
MKSSI_FILE=baseframe.c
MKSSI_WORKINGFILE=full-path-to-working-file-for-a-member
サンドボックス内で操作が実行され、ワーク ファイルが存在する場合、MKSSI_WORKINGFILE には、メンバーのワーク ファイルのフル パスが常に設定されます。次に例を示します。
MKSSI_WORKINGFILE=c:\auroraSB\sh\baseframe.c
MKSSI_SANDBOX=full-path-to-sandbox
サンドボックス内で操作が実行される場合、MKSSI_SANDBOX には、サンドボックスのフル パスが常に設定されます。サンドボックス内で実行される操作のサンプル出力を次に示します。
MKSSI_SANDBOX=c:\auroraSB\sh\project.pj
MKSSI_PROJECT=server-path-to-project
MKSSI_PROJECT には、コンフィギュレーション管理プロジェクトへのサーバー パスが設定されます。プロジェクトのサーバー パスのサンプル出力を次に示します。
MKSSI_PROJECT=c:/aurora/sh/project.pj
MKSSI_VARIANT=project-variant-name
MKSSI_VARIANT は、特定のコンフィギュレーション管理プロジェクト バリアントに対して実行される操作を示します。Aurora_Variant プロジェクトに対して実行される操作のサンプル出力を次に示します。
MKSSI_VARIANT=Aurora_Variant
MKSSI_BUILD=project-build-revision- number
MKSSI_BUILD は、特定のビルドのリビジョン番号に対して実行される操作を示します。ビルドのリビジョン番号 1.5.1.1 に対して実行される操作のサンプル出力を次に示します。
MKSSI_BUILD=1.5.1.1
MKSSI_PROJECT_TYPE=sandbox|project
MKSSI_PROJECT_TYPE には、操作がコンフィギュレーション管理プロジェクトまたはサンドボックスのどちらで実行されるかを示すいずれかのキーワードが設定されます。サンドボックス内で実行される操作のサンプル出力を次に示します。
MKSSI_PROJECT_TYPE=sandbox
MKSSI_PRESENTER=interface-presenter
MKSSI_PRESENTER は、GUI または CLI のいずれかを介して実行中のコマンドのプレゼンタを開くように設定されます。
MKSSI_PRESENTER の値は、--presenter name オプションにだけ関連します。
環境変数を使用した構成のサンプル
次の例は、クライアント側のトリガーで環境変数を使用する方法を示しています。この例では、「メンバーの追加」コマンド (si add) に対してトリガーを実装しています。メンバーがコンフィギュレーション管理プロジェクトに追加されるたびに、トリガーによってメンバーのワーク ファイルが vi テキスト エディタに表示されます。
si.AddMembers.post=AMpost
si.trigger.AMpost.command=sh -c "vi $MKSSI_WORKINGFILE"