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設定順序の指定
クライアントの IP アドレスに基づいて複数のセキュリティ設定を使用する場合、セキュリティ領域の指定順序は、すべての IP アドレスで同じでなければなりません。デフォルトの順序は、mks.security.policy.scheme.default 設定で指定されます。たとえば、デフォルトの順序が次のようであるとします。
mks.security.policy.scheme.default=windowsSSO_clear,windows_clear,
mksdomain_clear
この場合、次の設定順序は有効です。
mks.security.policy.scheme.10.0.8.24=windowsSSO_private, windows_private,
mksdomain_private
mks.security.policy.scheme.10.0.8.25=windowsSSO_clear, mksdomain_clear
mks.security.policy.scheme.10.0.8.26=windows_private, mksdomain_private
次の設定順序は無効です。
mks.security.policy.scheme.10.0.8.14=mksdomain_private, windows_private,
windowsSSO_private
mks.security.policy.scheme.10.0.8.15=mksdomain_clear, windowsSSO_clear
mks.security.policy.scheme.10.0.8.16=windows_private, windowsSSO_private
デフォルト設定にすべてのセキュリティ領域の一覧が含まれていない場合は、mks.usersDomain プロパティを使用して順序を指定する必要があります。たとえば、次は設定の有効な組み合わせです。
mks.usersDomain=ads,mksdomain
mks.security.policy.scheme.default=windowsSSO_clear, mksdomain_clear
mks.security.policy.scheme.10.0.8.24=windowsSSO_private,windows_private,
mksdomain_private
セキュリティ領域の順序を指定すると、同じユーザーが複数のセキュリティ領域において同じユーザー名で定義された場合の潜在的な問題も解決されます。ユーザーは、一覧の最初にあるセキュリティ領域で認証されます。