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ライン ターミネータ ポリシー
ライン ターミネータのポリシー オプションでは、サンドボックス メンバーの操作時に Windchill RV&S が使用するライン ターミネータをサイト全体に設定できます。ライン ターミネータ ポリシー ステートメントは、Windchill RV&S で、目的のライン ターミネータを固定の指定ではなくファイル名パターンに基づいて強制するために使用されます。
サンドボックス内のメンバーのワーク ファイル名がパターンに一致した場合、サンドボックスのライン ターミネータ設定よりもこのポリシーが優先されます。ファイル名パターンを使用すると、Windows スタイルと Linux スタイルの両方のラインターミネータを含むサンドボックスをサポートできます。
このポリシーは、サーバーでロックして、クライアントで設定されている個別の設定よりも優先されるようにすることもできます。
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検索条件定義が指定されていない場合は、名前付き構成は無視されます。ライン ターミネータ値のスペルが正しくない場合は、システムはnative に戻ります。
ライン ターミネータに対して定義される値には、スペースを含めることはできません。
複数のパターンがあり、重複している場合は、最初に一致したパターンが使用されます。特定のワーク ファイルに一致するパターンが複数指定されている場合、結果は不定です。
ラインターミネータポリシーに対する変更は、Windchill RV&S Client が再起動されるときにのみ適用されます。
構文は次のとおりです。
si.lineterminators=<name1>,<name2>,…
si.lineterminators.<name1>=crlf|lf|native
si.lineterminators.<name1>.match=
<glob-pattern>;<glob-pattern>;…
ここで
name」は定義を行う名前であり、ライン ターミネータの指定のためにユーザーが割り当てます。たとえば、すべての Windows リソース ファイル (.RC) に対してポリシーを適用する場合は、ポリシーに名前 "resources" を適用できます。
使用できるライン ターミネータ オプションは次のとおりです。
native は、クライアントのオペレーティング システムによって指定されるライン ターミネータを使用するように Windchill RV&S を構成する、自動的またはデフォルトの設定です。
cr は、Mac OS のキャリッジ リターン ライン ターミネータです。
crlf は、Windows スタイルのキャリッジ リターン ライン ターミネータです。
lf、つまりラインフィードは、主として Linux アプリケーションに使用されるターミネータです。
pattern は、メンバー ファイルの検索条件に対する glob パターンです。たとえば、すべての Windows リソース ファイル (.rc ファイル) で Windows スタイルのライン ターミネータ (CRLF) が使用されるように強制するには、次のコマンドを指定します。
si.lineterminators=resources
si.lineterminators.resources=crlf
si.lineterminators.resources.match=*.rc
すべてのサンドボックスおよび新しく作成されたワーク ファイルは、このポリシーを変更した場合に影響を受けます。パターン検索は、共通の glob パターンに基づいています。
デフォルトでは、si.lineterminators=native になっており、システムがライン ターミネータを決定できます。
ライン ターミネータに対するポリシーを設定するには
ライン ターミネータに対するメンバー属性の設定
GUI を使用してライン ターミネータのメンバー属性を設定するには