手動マージ行の操作
開発パス上で大規模なマージタスクを実行する場合、自動マージで発生したマージの競合を解決するため、多数の小規模な手動マージ操作を実行しなければならないことがあります。
Windchill RV&Sでは、マージ行を手動で作成し、2 つの異なるプロジェクトリビジョン (チェックポイント) 間における手動マージ操作を視覚化して記録することができます。手動マージ行は、マージ操作が手動で実行されたことを示します。手動マージ行
の外観は、自動マージ行とは明確に異なっているため、
Windchill RV&S Client の GUI でプロジェクトリビジョン間の手動マージ操作をすばやく目視確認する場合に便利です。
重要な考慮事項
• 2 つのプロジェクトリビジョン (チェックポイント) 間に手動マージ行を追加することができます。
• 手動マージ行の追加や削除を行うには、ModifyManualProjectMergeLine のプロジェクトレベル権限が必要です。
• 削除できるのは、手動で追加されたマージ行だけです。
• 手動マージ行の追加操作や削除操作は、監査ログを使用して追跡されます。
• 手動マージ行の追加や削除を行う際に、チェックポイントの内容が変更されることはありません。
• 同じターゲットチェックポイントとソースチェックポイントの間に手動マージ行または自動マージ行がすでに存在する場合、手動マージ行を追加することはできません。
• 1 つのプロジェクトチェックポイントに対して、複数の手動マージ行を追加することができます (1 つのプロジェクトチェックポイントから複数のマージ行を追加することもできます)。
• CLI で si addprojectmergeline コマンドまたはsi deleteprojectmergeline コマンドを使用して、手動マージ行の追加や削除を個別に実行することができます。手動マージ行に関する情報は、si projectinfoコマンド出力の複数値フィールド「Manually Merged From」のターゲットチェックポイントに記録されます。
| 手動マージ行の追加操作や削除操作を実行しても、新しいチェックポイントは作成されません。そのため、必要な場合は、プロジェクトリビジョン間に手動マージ行を追加する前に、ターゲットチェックポイントとソースチェックポイント間でマージ操作を手動で実行し、プロジェクトのチェックポイントを作成してください。また、必要に応じて si appendcheckpointdesc コマンドを使用し、手動マージ行の追加や削除に関するチェックポイントの説明を追加することもできます。 |
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