メンバーの規則とは、メンバーに添付されるリビジョン (通常はシンボリックリビジョン) です。メンバーの規則に基づいてリビジョンを指定できるコマンドで使用できます。

GUI では、「チェックアウト」および「メンバーリビジョンの更新」コマンドだけで、メンバーに対して定義されている規則に基づいてリビジョンを指定できます。

メンバーの規則を設定すると、開発パス内のシンボリックな場所 (ワーク ファイル、ヘッドリビジョン、トランク チップ、またはメンバー ブランチ チップ)、プロパティ (状態、ラベル、またはタイムスタンプ)、現在のプロジェクト構成、または外部のプロジェクト構成に基づいてリビジョンを指定できます。

たとえば、共有サブプロジェクトを使用せずにプロジェクト A のメンバーをプロジェクト B と共有する場合は、プロジェクト A 内の対応するメンバーにプロジェクト B 内のメンバーをリンクするメンバーの規則を、プロジェクト B 内のメンバーに対して適用します。その後、「メンバーリビジョンの更新」 コマンドをメンバーの規則とともに使用して、プロジェクト B 内のメンバーを更新します。

メンバーの規則を設定するには、「メンバー」 > 「プロパティ」 > 「メンバーの規則の設定」を選択します。

メンバーに対する規則を作成した後で、「メンバー情報」 ビューで規則を表示および編集することもできます。

設計では、規則を適用してメンバーリビジョンを更新しても、他のプロジェクト構成内の対応するメンバーリビジョンが動的に更新されることはありません。たとえば、member_1 のメンバーリビジョンが project_A で更新された場合は、project_A にリンクするように構成された規則を持つ project_A のバリアント内の対応するメンバーリビジョンは、同じメンバーリビジョンでは更新されません。

メンバーの規則に従ってバリアント内の対応するメンバーを更新するために、「メンバーリビジョンの更新」コマンドをメンバーの規則とともに使用できます。また、管理者は特定の条件においてリンクされたメンバーリビジョンの動的な更新を可能にする ClientLink.js サンプル イベント トリガー スクリプトを構成できます。詳細については、管理者に確認してください。