CP の復元の概要
CLI EQUIVALENT
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si revertcp
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CP 復元コマンドを使用して、特定の変更パッケージ内のエントリによって行われた変更内容を元に戻すことができます。このコマンドは、新しい変更操作を実行することにより、変更内容を元に戻します。その結果として、メンバーの新しいリビジョンが作成される場合があります。変更内容を元に戻しても、履歴には変更内容が残ります。
CP 復元コマンドは、特定の変更パッケージ内のすべてのタイプのエントリに対して復元操作を実行するわけではありません。次のエントリタイプがサポートされます。
• 「追加」 (保留中の「除外」操作になります)
• 「除外」 (保留中の「追加」操作になります)
• 「更新」 (マージが必要になります)
• 「リビジョンの更新」 (マージが必要になります)
• 「アーカイブから追加」 (保留中の「除外」操作になります)
エントリタイプがサポートされていてもエントリを元に戻すための変更を加えられない場合は、ユーザーに十分な権限が割り当てられていないなどの原因が考えられます。Windchill RV&Sがエントリを元に戻すための変更を加えられない場合は、コマンドが完了した後に情報が報告されます。場合によっては、この情報を使用して必要な変更を手動で加えることができます。
このコマンドを使用する前に、次の点を考慮する必要があります。
• このコマンドで復元できるのは、1 つの閉じている変更パッケージだけです。
• 変更パッケージを復元するための操作を記録するには、伝播変更パッケージが必要になります。
• このコマンドを使用して変更パッケージの復元操作を実行するには、サンドボックスのコンテキストが必要になります。
• 一部の変更はユーザー自身が手動で元に戻す必要があります。コマンドは復元できなかった変更パッケージ操作の一覧を返します。
• 同じサンドボックス内の同じメンバーのリビジョンをマージする場合 (連続するマージ)、マージは 1 つの操作にまとめられます。
• リビジョン更新が含まれる変更パッケージを復元する場合、変更パッケージ内で更新されるメンバーのリビジョンが、現在のプロジェクト構成のリビジョンと同じかそれ以降である場合、ワークファイルの差異がマージされます。メンバー履歴で変更パッケージ内のリビジョンが、現在のプロジェクト構成のメンバーのリビジョンよりも前のものである場合は、マージの対象となり除外されません。たとえば、変更パッケージに 1.1 へのリビジョン更新が含まれていて、プロジェクト内のメンバーのリビジョンが 1.3 である場合は、メンバー履歴にマージされます。変更パッケージに 1.2 へのリビジョン更新が含まれていて、プロジェクト内のメンバーのリビジョンが 1.2 (または 1.1) である場合は、メンバー履歴にマージされません。
• 「変更パッケージを復元」コマンドを実行しても、拡張可能な開発パス内のサブプロジェクトが暗黙的に拡張されることはありません。このコマンドを使用する前に、拡張可能な開発パスを適切なサブプロジェクトまで手動で拡張する必要があります。詳細については、
拡張可能な開発パスの拡張を参照してください。
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