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フィールドの上書きおよび状態の上書きのフォールバック
説明の値について、フィールドの上書きのフォールバックと状態の上書きのフォールバックは、以下のように実行されます。
Windchill RV&S Client のロケールがローカライズのプロパティで設定されていて、クライアントロケールの翻訳が使用可能な場合、クライアントロケールには上書きされた説明が表示されます。
Windchill RV&S Client のロケールがローカライズのプロパティで設定されていないか、クライアントロケールの翻訳が使用できない場合、上書きされた説明はサーバーロケールの翻訳にフォールバックします。
サーバーロケールの翻訳を使用できない場合、上書きされた翻訳はブランクで表示されます。
サポートされるいずれかのロケールで Windchill RV&S Administration Client を開く際に、そのロケールがサーバーロケールと異なる場合、フィールドを初めて編集するときに、フィールドの上書きのフォールバックがサーバーロケールに設定されます。上書きされた説明をフィールドの値に対して設定するか、上書きされた説明をクライアントロケールで編集して保存すると、すべての管理オブジェクトの値と翻訳がクライアントロケールに保存されます。これは、処理が編集モードで実行されるためです。このロケールで 2 回目に Windchill RV&S Administration Client を開くとき、値はクライアントロケールで使用できるため、フィールドの上書きはサーバーロケールにフォールバックしません。サーバーロケールとは異なるクライアントロケールを使用して接続してから、説明の上書きを追加するとします。その際、サーバーロケールに上書きされた説明が存在しない場合、「グローバルな説明の上書き」チェックボックスは選択されますが、値はサーバーロケールでブランクになります。これは、フォールバックする値が存在しないためです。
1. 英語版の Windchill RV&S Administration Client を開き、FieldA と呼ばれるフィールドを作成します。
2. typeA の「表示フィールド」ノードを選択し、FieldA を表示フィールドの一覧に追加します。 
3. ツリーペインで、「フィールドの上書き」ノードを選択します。
4. FieldA に上書きを設定するには、ツリーペインの一覧でこのフィールドを選択し、「編集」をクリックします。「タイプのフィールドの上書きの編集」ウィンドウが表示されます。
5. 「グローバルな説明の上書き」チェックボックスを選択します。
6. テキストフィールドで、「説明」に override1 と入力し、変更を保存します。
7. ドイツ語版の Windchill RV&S Administration Client を開き、「フィールドの上書き」ノードで FieldA を表示します。「説明」に override1 が表示されます。編集モードまたはビューモードでクライアントを開いている場合、「グローバルな説明の上書き」チェックボックスがデフォルトで選択されます。
8. 変更を保存するには、「OK」をクリックします。
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上書きされた説明は、ドイツ語ロケール用に保存されます。
9. FieldA の「フィールドの上書き」を表示すると、説明に override1 が表示されます。
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上書きされた説明の値はクライアントロケール (ドイツ語) で使用できるため、サーバーロケール (英語) へのフォールバックは実行されません。
説明のフォールバックについて詳しくは、表示名および説明のフォールバックを参照してください。