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ローカライズの構成
「フィールド」「テスト結果フィールド」「タイプ」「状態」管理オブジェクトの表示名属性と説明属性は、管理者の選択に応じて、ローカライズすることも翻訳を追加することもできます。管理者およびエンドユーザーは、サポートされるいずれかのロケールを使用して Windchill RV&S Server に接続できます。この項では、ローカライズに必要な構成設定について説明します。
ローカライズのプロパティの設定
管理者は mksis.im.adminObjectConfigurationLocales プロパティを設定することにより、次のロケールで管理オブジェクトをローカライズできます。
英語 (en)
日本語 (ja)
ドイツ語 (de)
簡体字中国語 (zh_CN)
韓国語 (ko)
フランス語 (fr)
ロケールがローカライズのプロパティで設定されている場合は、「フィールド」「テスト結果フィールド」「タイプ」「状態」管理オブジェクトの表示名と説明を、指定したロケールで表示できます。プロパティが設定されていなくてもユーザーに対する表示に影響はありません。表示名と説明はサーバーロケールで作成されたとおりに表示され続けます。
たとえば、Windchill RV&S が 5 つのロケールをサポートしているとき、2 つのロケールのみがプロパティの値に設定されている場合、すべてのロケールの翻訳が使用可能でも、サーバーは 2 つのロケールの翻訳のみを提供します。
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ロケールコードがプロパティで設定されると、管理オブジェクト属性の表示名と説明の翻訳が使用可能であると見なされます。それ以外の場合は、管理オブジェクトの翻訳を取得する必要があります。翻訳を使用できない場合は、サーバーロケールで設定された翻訳の文字列が表示されます。
Windchill RV&S Server ロケールについての理解
サーバーロケールおよびローカライズにおけるサーバーロケールの役割について理解することは重要です。管理者がサーバーをインストールするときに選択したロケールが、管理オブジェクトの標準セット (存在する場合) の構成に使用され、インストーラのロケールとして参照されます。管理オブジェクト名では、サーバーロケールが使用されます。ただし、表示名と説明の翻訳は、PTC がサポートする任意のロケールで使用することができます。
たとえば、管理者がインストーラのロケールとして英語を使用してサーバーをドイツ語版オペレーティングシステムにインストールした場合、管理オブジェクトの名前は英語で構成されますが、表示名と説明は PTC がサポートする任意のロケールで使用することができます。
既存のサーバーをアップグレードすると、管理オブジェクト (オブジェクトの標準セットとカスタムで作成されたオブジェクトの両方) の表示名と説明がサーバーロケールに保存されます。管理オブジェクトの標準セットでは、サーバーロケールを除き、PTC がサポートするロケールの翻訳が追加されます。アップグレード中にロケールを変更することはできません。
たとえば、インストーラのロケールとして英語を使用してバージョン 10.7 以前の Integrity Server をインストールし、このサーバーを Integrity 10.8 以降にアップグレードした場合、各種管理オブジェクト (「フィールド」「テスト結果フィールド」「タイプ」「状態」) は英語ロケールに保存されます。