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関連フィールド
関連フィールドを作成すると、アイテムを参照目的でリンクできます (重複するアイテムをリンクする場合や、フィーチャーとその不具合をリンクする場合など)。また、追跡と監視の目的でアイテムをリンクすることもできます。たとえば、フィーチャーアイテムタイプで「サブフィーチャー」という関連フィールドを作成し、マスタフィーチャーを二次フィーチャーのグループにリンクできます。「サブフィーチャー」フィールドには、不具合アイテムとドキュメンテーションアイテムにリンクする関連フィールドを含めることができます。このようにすると、関連アイテムで構成されるマスタ フィーチャーの階層を「関連」ビューでレビューすることで、マスタ フィーチャーの開発状況全体を追跡できます。「関連」ビューの詳細については、ユーザー向けドキュメンテーションを参照してください。
すべての関連は一対の関連フィールドで構成されます。1 つは前方関連のフィールド、もう 1 つは後方関連のフィールドです。前方関連は、関連アイテムが元のアイテムの子となっている関連です。後方関連は、関連アイテムが元のアイテムの親となっている関連です。たとえば、マスタフィーチャーをそのサブフィーチャーにリンクする「サブフィーチャー」という前方関連フィールドと、サブフィーチャーをそのマスタフィーチャーにリンクする「マスタフィーチャー」という後方関連フィールドを作成できます。子または親からの関連を作成すると、関連アイテム内の対応するフィールドが自動的に更新されます。
関連フィールド : 「値」タブ
フィールド
説明
タイプ
関連フィールドを使用するアイテム タイプです。
許可するタイプ
関連フィールドを使用してリンク先にすることができるアイテム タイプです。
たとえば、関連フィールドを使用してドキュメンテーションアイテムとバグとの関連を作成するには、「使用可能なタイプ」で「Docs」を選択し、「Bugs」を「使用可能なタイプ」に追加します。次に、「使用可能なタイプ」」で「Bugs」を選択し、「Docs」を「使用可能なタイプ」に追加します。
「許可するタイプ」 は、次のフィールドでは編集できません。「構成要素」「構成元」「参照元」「共有項目」「共有元」 の各フィールドです。
追加のアイテム タイプについて選択の手順を繰り返します。
許可されるタイプを使用して、異種のセグメントと同種のセグメントを作成できます。
同種のサブセグメントの作成方法については、ドキュメントの設定を参照してください。
サイクル検出
関連ループが発生しないようにするためのオプションです。関連ループは、同じ関連階層で、あるアイテムに別のアイテムとの前方関連と後方関連の両方が作成されている場合に発生します。
トレース
トレースの関連としてフィールドを設定します。トレースの関連は、フィールド ペアとして定義され、ドメイン固有の言い回しでユーザーに示されます (たとえば、テストと要件など)。トレースの関連の詳細については、ユーザー向けドキュメンテーションのドキュメントに関する項を参照してください。
「前方」 タブと 「後方」 タブ
前方関連と後方関連に使用するフィールドです。
たとえば、アイテムに関連付けられた不具合を追跡する関連フィールドを定義している場合は、前方関連フィールドの名前を "Defects" とし、後方関連フィールドの名前を "Defects Of" とします。
名前
関連フィールドの名前です。入力した名前は後方関連フィールドにも使用され「Backward」というプレフィックスが付きます。この名前は編集できます。
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フィールドが作成されると、前方関連フィールドの名前の変更は、後方関連フィールドの名前に引き継がれません。
複数値
複数のアイテムへのリンクを許可します。たとえば、アイテムの不具合を追跡するために使用するフィールドでは、複数のリンクされたアイテムを許可する必要があり、変更依頼アイテムによる変更の文書化に使用されるドキュメンテーション アイテムを特定するために使用するフィールドでは、単一のリンクされたアイテムだけを許可する必要があります。
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単一値の関連フィールドを、「関連」ビューでドラッグ アンド ドロップを使用して変更できるようにするには、その関連フィールドを適切なアイテム タイプに表示する必要があります。たとえば、「次によるドキュメント化」と 「ドキュメンテーションの対象」を関連フィールドのセットとして使用しており、「次によるドキュメント化」フィールドが単一値である場合に、ユーザーがドラッグ アンド ドロップを使用して変更依頼アイテムの関連するドキュメンテーション アイテムを変更できるようにするには、「次によるドキュメント化」フィールドを変更依頼アイテム タイプに表示する必要があります。
折り返されたテーブルの内容
アイテムの編集時に、関連フィールドで折り返されたテーブルのコンテンツを表示します。
表示スタイル
関連フィールドを表形式またはカンマ区切り値 (CSV) 形式で表示します。表形式ではリンクされたアイテムを並べ替えたり、表に表示されている列を操作できます。CSV 形式では、リンクされたアイテムの ID と関連フラグだけが表示されます。
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ドキュメント バージョン管理が有効な場合、CSV 形式で値を表示するよう構成された関連フィールドではバージョン付きアイテム ID (たとえば 184-1.2 など) はサポートされていません。
表示行
アイテムを編集するときに関連フィールドに表示される行数です。
参照スタイル
関連アイテムを追加する際に、候補アイテムの参照スタイルを指定します。選択肢は、「クエリー」「ファインダ」です。
「クエリー」を選択すると、以下の追加のオプションを使用することができます。
「すべてのクエリー」オプションを選択すると、関連アイテムを選択する際にすべてのクエリーが表示されます。
「固有のクエリー」オプションを選択すると、関連アイテムを参照する際に「固有のクエリー」一覧内のクエリーだけが表示されます。この一覧には、管理クエリーだけが表示されます。
「デフォルトの参照クエリーの設定」オプションを選択した場合は、関連フィールドに追加するアイテムの参照時に使用するデフォルトの管理クエリーを設定する必要があります。データフィルタを使用して、必要な管理クエリーを選択してください。管理クエリがない場合、このオプションは使用できません。
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関連アイテムを参照する際にエンドユーザーに対して表示されるクエリー一覧は、以下の条件によって異なります。
「固有のクエリー」一覧が設定されているかどうか。
「デフォルトの参照クエリー」が設定されているかどうか。
クエリーの一覧は、各関連フィールドの「固有のクエリー」一覧と「デフォルトの参照クエリー」一覧を組み合わせて表示されます。
「固有のクエリー」一覧が空で「デフォルトの参照クエリー」が設定されている場合、関連アイテムの参照時にはデフォルトのクエリーだけが一覧表示されます。
「固有のクエリー」一覧が空で「デフォルトの参照クエリー」が設定されていない場合や、指定されたクエリーに対する権限をユーザーが持っていない場合は、関連アイテムを参照すると、そのユーザーが最後に使用したクエリーだけが表示されます。
「ファインダ」を選択した場合、以下のオプションを使用して、「関連付けるアイテムを検索」ウィンドウの表示内容が定義されます。
ファインダクエリー: 「関連付けるアイテムを検索」ウィンドウの左側のペインにデータを取り込むための管理クエリーを指定します。
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「関連付けるアイテムを検索」ウィンドウを機能させるには、Windchill RV&S Client の「追加条件」フィールドフィルタに対して「ファインダクエリー」を指定する必要があります。
アウトライン形式: 「関連付けるアイテムを検索」ウィンドウの右側のペインにアウトラインを表示する方法を指定します。「フィールド」ドロップダウンボックスからフィールドを選択することも、追加のフィールドを指定することもできます。
従う関連: 関連の一覧。指定した関連により、「関連付けるアイテムを検索」ウィンドウの左ペインのアイテムに関連するアイテムが返され、そのアイテムが右側のペインに表示されます。
Web UI のデフォルトの参照クエリーの設定: 参照タイプが「ファインダ」である関連フィールドに追加するアイテムの参照時に Web UI で使用するデフォルトのクエリーを設定します。
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「関連付けるアイテムを検索」ウィンドウは、Windchill RV&S Client でのみ使用することができます。
「Web UI のデフォルトの参照クエリーの設定」を指定しなかった場合、Web UI で関連アイテムを追加する場合の参照動作は、「すべてのクエリー」を選択した場合の動作と同じになります。
「関連付けるアイテムを検索」ウィンドウの詳細については、『Windchill RV&S ヘルプセンター 』を参照してください。
関連フラグ
関連フラグは、関連アイテムが変更されたことを示すために使用します。フィールドに関連フラグを追加するには、「追加」 をクリックします。
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コンフィギュレーション管理のライセンスを取得しているユーザーは、アイテムで関連フラグを使用できます。
関連フィールドに定義されている関連フラグは、フィールドの規則を通じて自動的に設定できます。
「関連フラグの追加」ダイアログ ボックスのオプション
フィールド
説明
名前
関連フラグの名前です。
文字
CSV 表示スタイルを使用する関連フィールドにフラグが設定されている場合、または関連が CLI を通じて表示される場合に表示する 1 つの文字です。関連フラグの文字には数値は使用できません。
選択
表形式を使用する関連フィールドでこのタイプの関連フラグに使用するイメージを検索します。イメージの形式は JPEG または GIF、サイズは 24 × 16 ピクセル以下にする必要があります。
要検討
フィールド レベルでアイテムの推測フラグを定義できるようにします。ドキュメントアイテムに対する重要な編集内容が存在し、そのアイテムのフィールドが、要検討フラグが付いたアイテムを指している場合、そのフィールドを使用するすべての関連アイテムに要検討フラグが付けられます。
有効
この関連フラグを使用しています。