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複数行の編集中にドキュメントを再同期する
複数行の編集中に「ドキュメントを再同期」操作を行うと、ドキュメントがサーバーに保存されたものと再同期されます。「ドキュメント」 > 「再同期」の選択、または関連するツールバー操作やショートカットメニュー操作の選択は、未保存の編集が存在し、未解決の競合が存在しない場合にのみ可能です。
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ドキュメントがロックされている場合、ロックされていないフィールドへの変更を保存することはできますが、ドキュメントの再同期はできません。ロックされたドキュメントを再同期しようとすると、エラーメッセージが表示されます。ドキュメントの再同期でエラーが発生すると、赤色のエラーバナーが表示されます。詳細については、複数行の編集でのトラブルシューティングの「再同期エラー」を参照してください。
ドキュメントを保存するときに競合が存在する場合、「競合の検出」ウィンドウが開きます。このウィンドウには、最後にドキュメントを保存してからサーバー側のアイテムに対して行った変更が原因で、ドキュメントの再同期と競合の解決が必要であることが表示されます。「今すぐ再同期」または「後で再同期」 (デフォルト) のいずれかをクリックします。
「今すぐ再同期」 - このボタンをクリックすると、ドキュメントをサーバーに保存されているものに再同期します。再同期の実行中に、クライアント側のコンテンツとサーバー側のコンテンツの比較処理の進行状況を示すステータスパネルが表示されます。この処理が完了すると、未保存の変更が存在する行のヘッダーのアイコンが更新され、競合状態が反映されます。再同期を実行した場合も、元に戻したりやり直したりできる操作の一覧がクリアされます。
「後で再同期」 - このボタンをクリックすると、すべての未保存の変更がそのまま状態のドキュメントに戻ります。ドキュメントの編集を続行できますが、再同期化およびすべての競合を解決するまでドキュメントを保存できません。
再同期を実行すると、「アイテムの検索」テキストフィールドと「追加条件」フィールドフィルタで指定された条件に一致するかどうかにかかわらず、競合が存在するアイテムがすべて表示されます。「およびすべての競合」というラベルが「追加条件」フィールドフィルタの後ろに表示されますが、これは、再同期を実行すると、競合が存在するすべてのアイテムが「ドキュメント」ビューに表示されるということを示しています。
解決する必要がある競合と情報の競合
再同期を実行すると、クライアント側のコンテンツとサーバー側のコンテンツが比較されます。コンテンツの差異は、次に示す 2 つのカテゴリのいずれかに分類されます。
競合 () とは、変更内容をサーバーに保存する前に解決する必要があるコンテンツの差異のことです。競合には、フィールド編集の差異と構造的な差異があります。これらの差異は、ドキュメントを編集用に開いた後で、削除したコンテンツ行をサーバー上で移動または編集したことが原因で発生します。変更内容を保存したり、再同期をもう一度実行するには、編集の競合をすべて解決して競合を削除する必要があります。詳細については、再同期後に編集の競合を解決するおよび再同期後に削除の競合を解決するを参照してください。編集の競合または削除の競合を解決すると、緑の競合アイコン が表示されます。
情報の競合は、構造的な差異です。変更内容をサーバーに保存する前に、これらの差異を解決する必要はありません。これらの差異は、サーバー上で行ったドキュメントの変更により、挿入または移動したコンテンツ行の場所が元の場所とは異なっていることが原因で発生します。こうした構造的な差異が存在する行のヘッダーに、情報の競合アイコン が表示されます。情報の競合に関する情報メッセージを確認して、さらに変更を行う必要があるかどうかを判断することをお勧めします。ただし、これは必須ではありません。情報メッセージを確認せずに、変更内容の保存や再同期を実行してもかまいません。詳細については、再同期後に情報メッセージを確認するを参照してください。
競合間の移動
ドキュメントの保存時または再同期時に競合が検出されると、「コンテンツ」ペインの上部に競合のドロップダウンリストが表示されます。競合の合計数は、競合のドロップダウンリストの左側に表示されます。
このドロップダウンリストをクリックすると、競合のタイプを示す以下のアイコンとともに、すべての競合が表示されます。
- 未解決の競合
- 解決された競合
- 情報の競合
ドロップダウンリストの左側に表示されている上矢印 と下矢印 を使用して、競合間を移動することができます。これらの矢印とドロップダウンリストとの間に、アクティブな競合タイプの競合番号と競合の合計数が表示されます。また、現在選択されている競合が存在する行が「コンテンツ」ペイン内でアクティブになります。
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競合が存在しない場合、「コンテンツ」ペインの上部に競合のドロップダウンリストは表示されません。
競合間を移動する場合の重要な考慮事項を以下に示します。
ドキュメントを保存せずに再同期すると、現在選択している行が保持されます。
未解決の競合が存在するドキュメントを保存しようとすると、最初の未解決の競合が含まれている行が選択されます。
競合が含まれている行を選択すると、その競合のタイプに対応する競合番号と競合の合計数が表示されます。
同じタイプの前の競合が存在する場合、上矢印がアクティブになります。
同じタイプの後続の競合が存在する場合、下矢印がアクティブになります。
アクティブな上矢印または下矢印をクリックすると、同じタイプの競合が含まれている前の行または次の行が選択されます。
再同期後にフィルタを適用すると、ドキュメント内に存在するすべての競合が表示されます。これを示すために、「およびすべての競合」というラベルが「追加条件」フィールドフィルタの後ろに表示されます。競合の順序は変更されません。
競合を解決すると、解決済み競合の合計数が更新されます。また、競合タイプの合計競合数も更新されます。
再同期後に削除の競合に移動し、削除された行を選択すると、解決済み競合の数が更新されます。また、解決済み競合の合計数も更新されます。削除の競合の解決方法については、再同期後に削除の競合を解決するを参照してください。
競合のナビゲーションアイコン
競合のナビゲーションアイコン により、競合を確認することができます。このアイコンは、それ自体には編集または削除の競合 や情報の競合 が存在しないノードに表示されます。このアイコンが表示されている場合は、そのノードの 1 つ以上の子ノードで競合が発生しています。必要な場合は、アイテムを展開して、競合が発生している子ノードを確認することができます。
競合のナビゲーションアイコンが表示されている行をクリックしても、競合が存在するアイテムのヘッダーは表示されません。同様に、その行の編集可能なアイテムのプレビューが画面下部に表示されることもありません。
削除済みノードの削除の競合の表示
一般的な規則として、削除されていないノード上の競合だけが表示されます。ただし、この規則には、以下に示す 2 つの例外があります。
再同期の直後 (削除されたノード上で削除操作が実行された場合)
予期しないシャットダウンから Windchill RV&S Client が復旧した直後 (ノードが削除済みとしてマークされ、そのノード上で削除操作が実行された場合)
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例外 2 は、予期しないクライアントのシャットダウンが発生する前に例外 1 の状態が存在していた場合にのみ発生します。情報の損失を防ぐため、削除済みノード上の削除の競合が表示された状態でドキュメントが復元されます。
「保留中の削除を表示」が無効になっている場合でも、削除操作が実行された削除済みノードが表示されます。
削除されたノード上で実行できるアクションは、「削除したコンテンツを復元」だけです。競合が表示されている削除済みノードを復元すると、そのノードの削除済みマークが表示されなくなります。その結果、上で説明した一般的な規則が満たされるため、競合が表示されることになります。このノードをもう一度削除すると、一般的な規則と 2 つの例外のいずれにも該当しなくなるため、競合が表示されなくなります。
再同期後に編集の競合を解決する
再同期後に削除の競合を解決する
再同期後に情報メッセージを確認する
再同期の後に編集の競合があるノードの削除
再同期後にアイテムのフィールド編集を復元
再同期後に削除済みアイテムを復元