ここでは、環境内で CP の再同期を使用する方法を、例を挙げて説明します。この例では、開発者のサンドボックスで CP ごとに再同期を使用する方法も示します。

通常、新しいリリースの開発では、多くの Windchill RV&S プロジェクトにまたがる何百というファイルの処理が必要です。修正が行われるたび、またはフィーチャーが追加されるたびに、1 つのファイル、または複数のプロジェクトにまたがる多数のファイルの操作が必要になります。修正または新しいフィーチャーには、ソース コード内に新しい依存関係が含まれる場合もあります。

開発者が 1 つのファイルだけをサンドボックスに再同期すると、コード内の新しい依存関係のためにそれらのビルドが壊れる場合があります。ビルドが壊れた場合、作業が遅れ、チームが期日までに作業を完了できなくなります。ただし、CP の再同期コマンドを使用すれば、このような作業の遅れを防ぐことができます。

CP の再同期を使用すると、開発者は変更パッケージを指定し、その変更パッケージに関連するすべての変更をサンドボックスに再同期できます。このコマンドを使用すると、次のような理由から開発時間を短縮できます。

開発者がファイルの競合を処理している場合、CP の再同期では新しい情報を 1 つのファイルにマージすることもできます。マージ操作により、サンドボックスは最新の状態に保たれ、変更は失われません。

また、CP の再同期コマンドを使用して、開発者は不完全または機能しないバグ修正やフィーチャーを削除できます。