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差異の表示
CLI EQUIVALENT 
im diffsegments
「ドキュメント差異」ビューを使用して、選択した 2 つのドキュメントをコンテンツとフィールドレベルで差異を比較します。たとえば、2 つのベースラインラベルと興味のある関連フィールドを持つ要件ドキュメントを選択し、ドキュメントが時間の経過とともにどのように変化したかを確認することができます。ビューでは、構造およびコンテンツの変更が 2 つのドキュメントペインに並べて表示されます。アイテムとフィールドの追加、削除、移動、変更だけでなく、テキストの差異もハイライトされます。ナビゲーションツールを使用して、ドキュメント差異のレビューとナビゲーションを効率的に行うことができます。
GUI で「ドキュメント差異」ビューにアクセスするには、「ドキュメント」 > 「差異の表示」を選択します。
ドキュメントの比較のワークフローには、以下の手順が含まれています。
1. 比較するドキュメントを選択します。
2. 比較するフィールドを選択します。
3. 比較のフィルタ結果がビューに表示されます。
4. ドキュメントの差異をレビューします。
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最新バージョンの Windchill RV&S にアップグレードした後で「ドキュメント差異」ビューが表示されない場合は、既存の Windchill RV&S ビューセットおよびショートカットメニューをカスタマイズし、GUI でこのビューを使用できるようにする必要があります。ビューセットとショートカットメニューのカスタマイズは保存され、次回クライアントへアクセスするときのために記憶されます。
既存のビューセットをカスタマイズするには、「ビューセット」 > 「カスタマイズ」を選択します。「アクション」タブで、「ワークフローとドキュメント」 > 「ドキュメント」 > 「ドキュメント」 > 「差異の表示」を選択し、「ドキュメント」メニューでオプションが表示されるようにします。「ビュー」タブの「ワークフローとドキュメント」の下で、「差異の表示」をフローティング、または固定として構成します。ビューはデフォルトで固定されます。
右クリックのショートカットメニューをカスタマイズするには、ドキュメントノードを右クリックし、「このメニューのカスタマイズ」を選択します。「アクションの追加」をクリックします。「ワークフローとドキュメント/アイテム」を選択し、「差異の表示」を選択します。
ビューセットまたはショートカットメニューの詳細については、ビューセットのカスタマイズまたはショートカットメニューのカスタマイズを参照してください。
比較するドキュメントの選択
以下に示すタイプのドキュメントを選択することができます。
2 つの異なる時点における 1 つのドキュメント。
同じドキュメントの 2 つのバージョン (および、オプションで異なる時点における当該ドキュメント)
共通のブランチ祖先アイテムID を共有する 2 つのブランチが作成されたドキュメント (および、オプションで異なる時点における当該ドキュメント)。たとえば、バージョン付きドキュメントを、ブランチが作成されているドキュメントと比較できます。
1. 「ドキュメント」 > 「差異の表示」を選択します。
「ドキュメントの差異を表示」ウィンドウが表示されます。
2. 「ドキュメント ID」を入力するか、「選択」をクリックして既存のアイテムを検索し、比較するプライマリドキュメントを指定します。次のいずれかの操作を行います。
2 つの異なる時点における 1 つのドキュメントを比較するには、「バージョンまたはブランチと比較」の選択を解除します。ソースドキュメントとターゲットドキュメントで、「指定の日付」オプションを展開して選択します。次の表は、ドキュメントを比較するための「指定の日付」オプションについて説明しています。
「指定の日付」でドキュメントを比較するには
手順
現在
「現在」を選択し、ドキュメントの現在のバージョンを比較します。
リビジョン
「リビジョン」を選択します。リビジョンに関連付けられたすべてのラベルの一覧が表示されます。ドキュメントの比較を実行する対象となるリビジョンを選択します。
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このオプションはバージョン管理が許可されている文書の比較時にのみ使用できます。
ラベル
「ラベル」 を選択します。ドキュメントのすべてのラベルの一覧が表示されます。ドキュメントの比較を実行する対象となるラベルを選択します。
ブランチ
「ブランチ」 を選択します。ドキュメントに関連付けられたすべてのブランチの一覧が表示されます。ドキュメントを比較する時点に対応するブランチを選択します。
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このオプションは、ブランチされたか、それ自身ブランチであるドキュメントを比較するときにのみ使用できます。
編集
「編集」 を選択します。ドキュメントアイテムに重要な変更が行われたすべての日付の一覧が表示されます。ドキュメントの比較を実行する対象となる日付を選択します。
日付
「日付」を選択し、ドキュメントの比較のための任意の日付と時刻をカレンダーと時刻フィールドを使用して選択します。
ドキュメントをドキュメントのブランチの 1 つと比較するには、「バージョンまたはブランチと比較」を選択してブランチの「ドキュメント ID」を指定するか、「選択」をクリックしてソースドキュメントの既存のブランチを検索します。
ドキュメントをドキュメントのバージョンの 1 つと比較するには、「バージョンまたはブランチと比較」を選択してバージョンの「ドキュメント ID」を指定するか、「選択」をクリックしてソースドキュメントの既存のバージョンを検索します。ドキュメントのバージョン管理が有効になっている場合は、ライブアイテム ID-メジャー番号.マイナー番号という形式でバージョン付きドキュメントを検索できます。たとえば、「184–1.2」のように指定します。
既存のアイテムを検索する場合、表示テキストや表示フィールドでアイテムをフィルタすることも、「アイテム ID」でアイテムを検索することもできます。詳細については、ドキュメントファインダを参照してください。
比較するフィールドの選択
1. 「オプション」を展開し、比較するコンテンツフィールドを選択します。
は、「比較する追加のフィールド」リストに追加するフィールドを指定します。フィールドの一覧をフィルタできます。
は、選択したフィールドを「比較する追加のフィールド」リストから削除します。
「ドキュメント差異」ビュー内に表示するフィールドの順序を調整します。
2. 「OK」 をクリックします。次に同じドキュメントタイプのドキュメントを比較するとき、選択したフィールドがシステム上に記憶されています。
フィールド選択についての重要な考慮事項
主要なテキストフィールドは常に比較されます。
選択したドキュメントタイプのコンテンツタイプに関連するコンテンツフィールドのみを比較できます。比較できるフィールドタイプは次のとおりです: 長いテキスト、リッチテキスト、短いテキスト、選択肢、添付ファイル、カテゴリ、トレースの関連、整数、浮動小数点、状態、論理、日付、ユーザー、グループ、長いテキストに対する FVA、リッチテキストに対する FVA、短いテキストに対する FVA、選択肢に対する FVA、添付ファイルに対する FVA、整数に対する FVA、浮動小数点に対する FVA、論理に対する FVA、日付に対する FVA、ユーザーに対する FVA、グループに対する FVA。サポートされていないフィールドタイプに差異が存在する場合がありますが、ドキュメント比較アルゴリズムでは、サポートされていないフィールドタイプの差異は無視されます。
テキストフィールドを除き、比較用として選択しなかったフィールドに差異が存在する場合がありますが、ドキュメント比較アルゴリズムでは、ドキュメントの比較用として選択されなかったフィールド内の差異は無視されます。
パラメータおよびパラメータ値のフィールドタイプは比較対象として選択できません。「ドキュメントの差異」ビューでは、パラメータは置換されません。フィールドタイプの詳細については、フィールドタイプの操作を参照してください。
比較結果のフィルタ
比較するフィールドを選択する際に、「ドキュメントの差異」ビューで、ドキュメントの比較結果をフィルタすることができます。
フィールドまたはドキュメントに構造的な差異が存在しないアイテムを非表示にするには、「差異のないアイテムを非表示」チェックボックスを選択します。
差異が存在しない「比較する追加のフィールド」一覧のフィールドを非表示にするには、「差異のないフィールドを非表示」チェックボックスを選択します。
次に同じドキュメントタイプのドキュメントを比較するとき、選択したフィールドのフィルタがシステム上に記憶されています。アイテムフィルタの選択項目は常に記憶されます。
ドキュメント差異のレビュー
「ドキュメント差異」ビューには 2 つのドキュメントペインがあります。最初に指定したソースドキュメントは左側のペインに表示されます。2 番目に指定したターゲットドキュメントは右側のペインに表示されます。ペインごとに個別に移動できます。現在フォーカスされているドキュメントペインは外枠が青色で表示されます。
ビューでは、色分けされたハイライト表示、色分けされたコネクタ矢印、テキスト差異のハイライト表示、差異のタイプを表す対話型の行ヘッダーアイコンを使用して、差異が視覚的に表示されます。色分けされたコネクタ矢印は、各ペインの両方で差異が少なくとも一部表示されている場合、ペイン間でコンテンツとフィールドレベルの差異を動的につなげます。いずれのドキュメントをスクロールしても、ビュー内に表示されるコンテンツに応じてコネクタ矢印の接続が更新されます。
次の表は、ドキュメント差異がビューで視覚的にどのように表されるかを示します。
ドキュメントの差異のタイプ
ハイライトまたはコネクタ矢印の色
インタフェースアイコン
追加されたコンテンツ
ソースドキュメントには存在しないが、ターゲットドキュメントには存在するアイテム。
プレースホルダーは、追加がソースドキュメントのどこに行われたかを視覚的に示します。
追加されたコンテンツ
移動されたコンテンツ
アイテムがソースドキュメントとターゲットドキュメントの両方に存在し、次が存在するアイテム。
異なる親
異なる相対的な場所に存在する同じ親
移動された親
移動されたコンテンツ
削除されたコンテンツ
ソースドキュメントには存在するが、ターゲットドキュメントには存在しないアイテム。
プレースホルダーは、ターゲットドキュメント内で削除操作が実行された場所を視覚的に示します。
削除されたコンテンツ
変更されたコンテンツ
アイテムまたはフィールドコンテンツに対して行われたすべての非構造的な変更。
変更されたコンテンツ
移動および変更されたコンテンツ
移動されたコンテンツ
および
変更されたコンテンツ
テキストの差異
「ドキュメント差異」ビューでは、英数字、句読点、スペース、ハイパーリンクテキストを含め、ドキュメントコンテンツをテキストレベルで比較します。テキストの差異は、以下のように、各ドキュメントペインでハイライトされます。
削除されたテキストは、左ペインのソースドキュメントに赤でハイライトされます。
追加されたテキストは、右ペインのターゲットドキュメントに緑でハイライトされます。
変更されたテキストは、左ペインでは削除されたテキストとして表示され、右ペインでは追加されたテキストとして表示されます。
次のドキュメント要素はビューで比較またはハイライトされません。
斜体、フォント属性、段落番号など、テキストの書式設定
イメージ
ハイパーテキストリンクのターゲットコンテンツ
短いテキストフィールドのコンテンツ
左ペインでは、削除されたテキストが赤でハイライトされます。
右ペインでは、追加されたテキストが緑でハイライトされます。
どちらかのドキュメントペインで対話型の行ヘッダーアイコンをクリックすると、関連するコンテンツがもう一方のペインの上部に表示されます。コンテンツを並べて比較するには、両方のペインで整列行ヘッダーアイコンをクリックします。行ヘッダー上にマウスポインタを移動すると、ツールチップにセクション情報が表示されます。ステータスの詳細もビューウィンドウの左下に表示されます。
アイテムの編集や表示などのアイテム操作は、特定のノードを選択し、「アイテム」メニューまたはショートカットメニューを使用して実行できます。
デフォルトではすべてのアイテムがビューに表示されます。フィールドまたはドキュメントの構造的な差異が存在しないアイテムを非表示にするには、「ビュー」 > 「差異のないアイテムを非表示」を選択します。差異が存在しない「比較する追加のフィールド」一覧のフィールドを非表示するには、「ビュー」 > 「差異のないフィールドを非表示」を選択します。
「ビュー」 > 「最新の情報に更新」を選択するか、F5 キーを押すことにより、いつでもビューを更新できます
「ドキュメントの差異」ビューで比較結果を表示する場合の重要な考慮事項
「ドキュメントの差異」ビューには、管理者によるフィールドの表示形式の設定内容に関係なく、CSV 形式を使用して関連フィールドが表示されます。CSV 形式を使用すると、ドキュメント比較アルゴリズムにより、関連フィールド自体のコンテンツに存在する差異を検出することができます (アイテム ID、フィールド内でのコンテンツの順序、関連するフラグなど)。ただし、ドキュメント比較アルゴリズムは、関連フィールド内で参照されるアイテム上のフィールド値の差異を検出することはできません。
関連フラグの詳細については、関連フィールドを参照してください。
「ドキュメントの差異」ビューには、選択したドキュメント間の差異が表示されます。ただし、このビューに表示される差異は、ユーザーがドキュメントに対して行った実際の変更とは異なる場合があります。
比較するために選択したフィールドは、ノードごとに縦に並んで表示されます。
添付ファイルフィールドは、カンマ区切りのファイル名の値としてレンダリングされます。
比較するドキュメントにサブドキュメントが含まれている場合、追加されたコンテンツ、削除されたコンテンツ、変更されたコンテンツなど、含まれているサブドキュメントのすべての差異がハイライトされます。サブドキュメントに対する循環参照は、挿入された (または参照先) サブドキュメントとして表示されます。
挿入された (または参照先) サブドキュメントの場合、サブドキュメントの追加操作と削除操作のみがビューでハイライトされます。
変更済みコンテンツのアイテムには、テキスト差異のハイライトが常に含まれるわけではありません。たとえば、1 つの段落を 2 つの段落に分割すると、テキストの差異がない変更済みコンテンツが表示されます。
ドキュメント差異でのナビゲート
「ビュー」メニューのオプションを使用するか、次のツールバーやショートカットキーオプションを使用し、現在のドキュメントペインでそれぞれの差異を増分的にナビゲートできます。
前の差異: 前の差異または F7 キーを押す
次の差異: 次の差異または F8 キーを押す
最初の差異: 最初の差異または Ctrl + F7 キーを押す
最後の差異: 最後の差異または Ctrl + F8 キーを押す
ドキュメントペインの最上部または最下部で検索を折り返すには、「ビュー」 > 「差異検索の折り返し」を選択し、「前の差異」検索オプションと「次の差異」検索オプションを構成します。ドキュメントペインの最上部または最下部で検索を停止するには、「差異検索の折り返し」オプションの選択を解除します。
ドキュメントペインでのナビゲート
現在のドキュメントペインの「ドキュメント差異」ビューでは、次のドキュメントペインキーボードナビゲーションオプションを使用できます。
ショートカット キー
アクション
Ctrl + Tab
もう一方のドキュメントペインにフォーカスを切り替えます。
Tab
次のフィールドを選択します。
上矢印キー
前の行ヘッダーを選択します。
下矢印キー
次の行ヘッダーを選択します。
HOME
最初の行ヘッダーを選択します。
END
最後の行ヘッダーを選択します。
Space キー
フォーカスされている行ヘッダーアイコンを選択し、もう一方のドキュメントペインの対応する差異に移動します。
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