Windchill ワークスペースの使用

Windchill Workgroup Manager ではワークスペースを使用できます。ワークスペースは Windchill により管理されるプライベート領域であり、ユーザーはほかの設計者とプロジェクトで共同作業を行うことができます。

ワークスペースの主な目的は、Windchill のコモンスペースにあるデータに影響を与えることなく設計の部分について作業を行えるようにすることです。設計変更をチームのほかのメンバーに公開する準備が整ったら、設計を Windchill にチェックインできます。

Windchill では、複数のワークスペースを作成できます。これは、一度に複数のプロジェクトで作業している場合に役に立ち、各プロジェクトのデータを専用のワークスペースで管理できるようにします。

アプリケーションからファイルを保存したり、Windchill からオブジェクトをチェックアウトしたら、これらは Windchill のアクティブなプライベートワークスペースに表示されます。

ワークスペース内のオブジェクトを表示するには、「フォルダ」ナビゲータのアクティブなワークスペースノード

をクリックします。埋め込みブラウザには、ワークスペースのコンテンツが表示されます。

新規テーブルビューを作成するか、既存のビューを修正することにより、ワークスペーステーブルのビューをカスタマイズすることもできます (重要なオブジェクト属性を表示する列を追加するなど)。種々の目的に合わせて複数のビューを作成できます。たとえば、「古い」など、オブジェクトのステータスを表示するビューを作成できます。ワークスペーステーブルのカスタムビューを作成する方法の詳細については、Windchill Help Center のトピック、「新規テーブルビューの作成と編集」を参照してください。

ワークスペースのオブジェクトに関する情報を取得するには、「情報」アイコン

をクリックして情報ページを開きます。ワークスペースから呼び出された情報ページには、オブジェクトのワークスペース関連の詳細が表示されます。

コモンスペースから開いたオブジェクトの情報ページのコンテンツは、ワークスペースから開いた情報ページのコンテンツとは異なる場合があります。

目的のビューを選択して、ワークスペーステーブルでのオブジェクトの表示方法を設定できます。以下のいずれかのビューを選択できます。

• 「主要なオブジェクト」- 「主要なオブジェクト」は、ワークスペースに表示されるオブジェクトの数を、以下の規則の定義に従ってユーザーが最も関心のあるものに制限するためのビューです。

◦ 「ワークスペースに追加」操作または「チェックアウト」操作のために最初に選択したオブジェクトを含める

「主要なオブジェクト」ビューフィルタは設定が持続するため、ワークスペースからいったん離れて戻ってくると前回のビューの選択が保持されています。ワークスペースで「リストとして」と「主要なオブジェクトのリストとして」でビューを切り替えると、「ワークスペース」 > 「ワークスペースの表示」プリファレンスの設定値が、「すべてのアイテム」と「主要なアイテム」の間で切り替わります。

• 「保存」または「ワークスペースに保存」を使用して CAD アプリケーションのセッションからオブジェクトを保存します。

• オブジェクトを見つけて、Windchill のコモンスペースフォルダからチェックアウトし、ワークスペースにダウンロードします。