Windchill Index Searchのアップグレードの概要
インデックシングとは、Windchill オブジェクトから属性値のテキスト文字列を抽出し、検索用に最適化されたインデックスを構築するサーチエンジンにその文字列を送信するプロセスです。この処理により、内部オブジェクトモデルを理解していない場合でも、ユーザーは Windchill データベースに保存されたデータを効率よくサーチできます。Windchill のソリューションには、インデックシングに役立つ Windchill Index Searchをインストールするオプションがあります。
Windchill Index Searchシステムには、Windchill データベースオブジェクトのメタデータとコンテンツに含まれるキーワードをサーチする機能があります。サーチシステムは時間とともに変化するので、効率と有用性を維持するために、システム管理者の監視が必要です。
リモートボルトで制御されるコンテンツはインデックシングされないことに注意してください。そのため、ユーザーはリモートで制御されているコンテンツでは全文サーチを実行できません。このコンテンツでは属性サーチのみを実行できます。
|
Windchill Index Searchは、Windchill PDM Essentials では使用できません。
|
バルクインデックシング
バルクインデックスツールを使用すると、Windchill Index Searchライブラリに属するすべてのオブジェクトを読み込めます。このユーティリティではドメインのインデックシングポリシーに従って、インデックシングするサーチエンジンにオブジェクトを送信します。このユーティリティで実行可能なタスクは次のとおりです。
• バルクインデックシングプロセスを開始および停止する。インデックスのロードには時間がかかるので、しばらくの間操作を停止する必要が生じる場合があります。このツールによって使用される IndexStatus テーブルに状態が保持されるので、すでにインデックシングが完了しているオブジェクトを再びインデックシングすることなく、プロセスを停止および再開できます。
• プロセスを開始および停止する時間をスケジュールする。
• 全体的なバルクインデックシングプロセスのステータスを確認する。
• インデックシングプロセスに失敗したオブジェクトを再びインデックシングする。
• インデックシングプロセスの詳細ログを管理する。
|
バルクインデックスツールは、Windchill Index Searchライブラリの読み込みにのみ使用できます。
|
|
データ読み込みユーティリティを使用して読み込まれたオブジェクトの最新作業版数をユーザーがサーチする場合、サーチ結果にはすべての作業版数が表示されます。この問題を解決するには、バルクインデックスツールを使用して、読み込まれたデータを再度インデックシングします。
|
Windchill Index Searchのインストール
Windchill Index Searchとバルクインデックシングのインストールについては、次のトピックを参照してください。
アップグレード時の Windchill Index Searchの使用
アップグレード時の Windchill Index Searchとバルクインデックシングの使用については、次のトピックを参照してください。
Windchill Index Search の管理
Windchill インデックスサーチとバルクインデックシングの設定と管理については、次に示すトピックを参照してください。