MBeans を使用した Windchill Directory Serverの監視
MBean を使用して Windchill Directory Serverを監視するには、まず Windchill Directory Server MBean に接続する必要があります。
いずれかのマシン (Windchill Directory Serverのローカルマシンでも可)、リモート接続を使用して接続します。JConsole の「新規接続」ウィンドウで、「リモートプロセス」テキストフィールドに Windchill Directory Server JMX URL を指定します。さらに、Windchill Directory Server のインストール時に指定したユーザー名とパスワード (デフォルト cn=manager) を「ユーザー名」フィールドと「パスワード」フィールドに入力します。JMX URL の形式は以下のとおりです (1 行で入力します)。
service:jmx:rmi:///jndi/rmi://localhost:1689/org.opends.server.protocols.jmx.client-unknown
リモートシステムから接続する場合は、localhost の代わりに、Windchill Directory Serverが配置されているホスト名を指定します。
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ローカル接続を使用して Windchill Directory Serverに接続する場合は、ローカルプロセスのリストで Windchill Directory Server プロセスを選択します。ただし、ローカル接続の場合 (ログイン時に認証情報を入力する必要がありません)、アクセスできるのが Windchill Directory Server MBean に制限されます。
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VisualVM では、 > を選択して Windchill Directory Serverへの接続を開きます。「接続」フィールドに JMX URL を入力し、「セキュリティ資格証明を使用する」を選択します。「ユーザー名」フィールドと「パスワード」フィールドが有効になります。
「MBean」タブの com.ptc ノードから Windchill Directory Server MBean を使用できます。
表示される
Windchill Directory Server MBean のほとんどは
Windchill の場合と同じです。たとえば、LogsDirViewer MBean では、ログファイルをリスト表示したり、目的のログファイルを参照したり、ログファイルをサポートへ送信したりできます。ただし、これらは
Windchill のログファイルではなく、
Windchill Directory Serverのログディレクトリにあるファイルです。
Windchill MBean については、
Windchill MBeansを参照してください。
Windchill Directory Serverに関連する MBean は DSCollector と DSUtility の 2 つです。
• DSUtility では、Windchill Directory Serverに関する基本的な情報や環境変数を表示できます。また、システムプロパティの表示と設定も可能です。
• DSCollector では、Windchill Directory Server関連の情報を収集し、それをサポートに送信できます。collectLogs、collectMBeanDump、collectProperties、sendDirectory allow の操作では、送信や収集で使用するディレクトリを指定できます。通常は、相対ディレクトリ名を指定します。これらのパスは、<WindchillDS_dir>/server/utilities/SystemConfigurationCollector/gathered ディレクトリが基準となります (<WindchillDS_dir> は Windchill Directory Serverがインストールされているディレクトリ)。
MBean を使用して情報を送信または電子メール送信する場合の注意事項
Windchill Directory Serverは Windchill のプロパティファイルにアクセスしません。したがって、目的の値を手動で設定する必要があります。たとえば、情報を電子メール送信するには、Emailer MBean 属性の MailServer と MailServerPort を設定します。また、情報をサポートへ送信するには、DSCollector MBean 属性の SCN 値を設定します。
さらに、問題 (メモリ不足など) が検出された場合に備え、電子メール受信者のアドレスリストを作成してください。emailer JMX-Administrators MBean を使用して、このリストにアドレスを追加します。
MailServer のホストとポート、および電子メールアドレスリストを設定したら、Loader MBean save 操作を使用して変更を保存します。Loader MBean save 操作を実行すれば、Windchill Directory Serverを再起動した後も、設定した値を引き続き使用できます。Windchill Directory Server MBean の値と設定が保存されるファイルのデフォルトの場所は、<WindchillDS_dir>/server/config/WDSMBeanConfig.xml です (<WindchillDS_dir> は Windchill Directory Serverがインストールされているディレクトリ)。
Windchill Directory Serverを再起動した後も SCN 値が維持されるようにするには、wt.support.scn 環境変数に SCN 値を設定します。
JMX URL を指定する別の方法
Windchill Directory Serverへの接続に必要な JMX URL を入力する際、ミスタイプをする可能性があります。そこで、Windchill Directory Server への接続に必要な JMX URL が「サーバーステータス」ページに表示されるようになっています。 > から「サーバーステータス」ページを開き、Windchill Directory Serverセクションまでスクロールします。Windchill Directory Serverの JMX URL 値をコピーして、JMX クライアント接続ウィンドウに貼り付けます。