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文字列属性に入力される値の長さの制限
文字列属性に入力される値の長さを制限できます。
ソリューションエレメント
エレメント
説明
upperLimit 制約、lowerLimit 制約
モデルクラスを定義する際に制約が定義されます。詳細については、ビジネスオブジェクトのモデル化にある PropertyConstraint の情報を参照してください。
最大文字数の制約
「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで定義される制約。詳細は、属性の制約規則を参照してください。
入力文字数制限
プロパティ Character Entry Limit は、モデル属性、グローバル属性、ローカル属性のいずれかに設定することが可能です。詳細については、コンフィギュレーションポイントを参照してください。
予測される結果
UI および永続化中の文字列属性の長さを制限し、制限を超えた場合にユーザーにフィードバックを返すことができます。
ソリューション
ソリューションエレメントを組み合わせるには、次に示す異なった種類の動作を実行することが必要です。
やりたいこと・・・
コンフィギュレーション
編集用に属性が表示されるすべての UI で入力を一定の文字数に制限する。
この制限は永続化にも適用されます。UI を使用せずにプログラムでオブジェクトを作成したい場合や、オブジェクトの属性が属性の Create UI に追加されていない場合に適用されます。
モデル化属性には、上限制約および下限制約を適用します。
グローバル属性とローカル属性の場合、最大文字数の制約を使用します。
最大文字数の制約をモデル化属性に使用することで、Java コードをコンパイルせずにコンフィギュレーションを行うこともできます。
制限: 名前属性の長さは Windchill UI の規格に準拠するので、この制約を使用してオーバーライドすることはできません。
特定の UI でのみ入力を一定文字数に制限する。
永続化中にはこの制限を適用しない。
「入力文字数制限」プロパティを使用します。
注記: この制限は文字列の最大長さ未満でなければなりません。
バイト長さ
エンドユーザー UI における検証では、可変幅エンコーディングとマルチバイトデータベースを使用する場合に備えて、入力された文字を保存するために必要なバイト数も考慮されます。
複数の制約定義のマージ
モデル化クラスで upperLimit 制約と lowerLimit 制約が指定され、「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで同じ属性に 1 つ以上の文字列長さ制約が指定されている場合、これらすべての制約がまとめられて、すべてに共通する 1 つの範囲が定義されます。
このため、すべての下限値の最大が入力可能な最小文字数となります。すべての下限値の最小が入力可能な最大文字数となります。
例:
アノテーション制約: 下限 = 30 上限 = 50
「タイプおよび属性の管理」ユーティリティの最大文字数制約 1: 20 - 40
「タイプおよび属性の管理」ユーティリティの最大文字数制約 2: 35 - 45
これらすべての制約を結合した結果: 35 - 40