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製品情報の関連付け
変更対象オブジェクトは、変更が変更管理システムによってトラックされる PDM オブジェクトです。これらは、エンドユーザーには製品データバージョンと呼ばれます。変更管理ユーザーインタフェースでは、変更対象オブジェクトという用語の代わりに製品データバージョンという用語が表示されます。このリリースでは、以下の図に示すように、Windchill 部品、製品、製品インスタンス、ドキュメント、および CAD ドキュメントだけが変更対象オブジェクトです。
変更対象オブジェクト
変更管理モデルは、変更管理オブジェクトと変更対象オブジェクトの間に 4 つの異なる関係を定義します。変更対象オブジェクトは、いくつでもそれぞれの関係に関連付けることができます。以下の図では、それぞれの場合に 1 つの部品、1 つのドキュメントがそれぞれの変更管理オブジェクトに関連しています。また、変更リクエストと製品マスターの間の変更不可能な関連も示しています。
製品情報との関係
変更管理オブジェクトと変更対象オブジェクトの 4 つの関係、および変更リクエストと製品マスターの関係は、以下のとおりです。
関連するリクエストデータ
関連するリクエストデータの関連付けは、何らかの理由で変更リクエストに関連する変更対象オブジェクトを識別します。
関連する分析データ
関連する分析データの関連付けは、変更調査や変更解決案の分析に関連する変更対象オブジェクトを識別します。
影響を受けるアクティビティデータ
影響を受けるアクティビティデータの関連付けは、変更アクティビティに従うために変更する必要のある変更対象オブジェクトを識別します。
変更記録
変更記録の関連付けは、変更アクティビティの結果として変更された変更対象オブジェクトを識別します。
対象製品
対象製品の関連付けによって、変更リクエストの対象となっている製品マスターが識別されます。製品マスターは変更不可能で、変更リクエストによって直接影響を受けない場合があります。
つまり、関連するリクエストデータと関連する分析作業データは、変更される可能性のあるバージョンを識別し、影響を受けるアクティビティデータは入れ替えられた古い (不具合のある) 改訂を識別し、変更記録は新しい (改善された) 改訂を識別します。また、対象製品は、変更リクエストの対象になっている製品マスターを識別しますが、必ずしも、影響をうけません。以下の図は、これらの関連付けを表す UML クラス図を示しています。
関連付けクラスの図