mapping.xml ファイル
エレメントと属性のマッピングを定義するマッピングファイル (mapping.xml) は、Windchill ネイティブフォーマット (<Windchill>\loadXMLFiles\standardx20.dtd) を PLM Services フォーマット (<Windchill>\codebase\wt\ixb\schema\plm\informationalModel.xsd) に変換するために使用されます。
マッピングには次の 3 つのタイプがあります。
• alias_mapping
• value_reference_mapping
• element_mapping
マッピング名のパターンの例
以下の規則を使用して、マッピングされたエレメント名と必須属性を表します。
• 相対パス (Template_instance/Name/value など) は、それで値を取得/設定します。
• 単一のエレメントの絶対パス (/Digital_file など) は、このエレメントがサブエレメントではなく現在のエレメントと同じレベルに保存されていることを意味します。
• エイリアスパス (alias_uid_for_item_version など) は、alias_mapping セクションで以下のように定義されます。
<alias name="alias_uid_for_item_version" path="Item_version" attribute="uid"/>
これは、Item_version/uid と同じです。エイリアスを使用することによって、マッピングされた名前の重複を軽減できます。
• 値参照パス 1 (value_reference_classification_name など) は、value_reference_mapping セクションで以下のように定義されます。
<value_reference name="value_reference_classification_name" mapped_name="/Specific_item_classification" path="Classification_name" ref_attribute="Associated_item"/>
これは、Specific_item_classification エレメントを現在のエレメントと同じレベルに作成し、その値を Classification_name に保存することを意味します。また、Specific_item_classification は、Associated_item による現在のエレメントの参照を保持します。値参照を使用することによって、マッピングされた名前の重複を軽減できます。
• 値参照パス 2 (value_reference_File_format_path など) は、value_reference_mapping セクションで以下のように定義されます。
<value_reference name="value_reference_File_format_path" attribute_name="File_format" ref_type="/Document_format_property">
<sub_value_reference attribute_name="Data_format"/>
</value_reference>
Document_format_property エレメントを作成し、その値を Data_format に保存して、このエレメントを File_format で現在のエレメントに設定します。値参照を使用することによって、マッピングされた名前の重複を軽減できます。
ヒント
required_attributes では以下の変数を使用できます。
• {ROOT} -- このエレメントのルートオブジェクトを使用します。
• {UUID} -- UUID をランダムに作成します。
• {KEY} -- 現在の属性の名前を使用します。
• {VALUE} -- 現在の属性の値の文字列表現を使用します。