LDAP フェイルオーバーの基本要件

• LDAP フェイルオーバー機能を使用するには、フェイルオーバーグループに 2 台以上の LDAP サーバーが必要です。

• これらの LDAP サーバーは、同じコンテンツを持っているか、少なくともディレクトリツリーのうち Windchill が使用またはサーチする部分のコンテンツが同じである必要があります。

• グループ内の 1 台のサーバーに変更を加えた場合、グループ内のほかのすべてのサーバーにその変更を迅速に反映する必要があります。

• フェイルオーバーグループのすべてのサーバーは、管理アクセスのため、同じ bindDN とパスワードを使用する必要があります。

要件を満たすには、マルチマスターレプリケーションを使用する必要があります。マルチマスターレプリケーションをセットアップするには、追加の Windchill Directory Server をインストールして設定し、お互いにレプリケーションできるようにします。レプリケーション対象のデータには、ディレクトリ全体、または少なくともディレクトリのうち Windchill が使用するすべての部分が含まれる必要があります。

Windchill Directory Server のレプリケーションのセットアップの詳細については、レプリケーションを参照してください。

2 つ以上の Windchill Directory Server の間でのレプリケーションをセットアップした後、正常に動作しデータをレプリケーションできることを確認します。その後、LDAP のフェイルオーバー設定の変更の説明に従って、Windchill の設定を変更します。