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AddColumns ツールの実行
AddColumns ツールは Windchill シェルから実行します。
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AddColumns を実行してローカル属性列をタイプに追加する前に、AddColumns ツールを -r パラメータとともに実行して警告の有無をチェックします。これらの警告を修正してから、ローカル属性列をタイプに追加します。
AddColumns ツールの使用法を次に示します。
AddColumns [-a][-u][-r][-syncFromDB] type_name datatype=number {datatype=number} [directory] [-s][-f][-stringSize]
AddColumns -u [-s]
AddColumns -r type_name [directory]
AddColumns -syncFromDB
AddColumns [-a] type_name [datatype=number {datatype=number}] -stringSize
角括弧 ([ ]) はオプションのパラメータを示し、中括弧 ({ }) は複数回指定可能なパラメータを示しています。AddColumns ツールの詳しい使用法を表示するには、Windchill シェルからパラメータなしで AddColumns コマンドを実行します。
次のテーブルで、AddColumns ツールに指定可能な入力パラメータと引数について説明します。
パラメータ
説明
-a
データベーススキーマをアップグレードせずに、指定したタイプのクラスにのみ列を追加します。パラメータ type_namedatatypenumber も指定する必要があります。イントロスペクションファイル (.ser) とクラスファイル (.class) を更新して新しい列を追加します。
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1 つのタイプの ObjectReference 列と VersionReference 列の合計数が 35 を超えてはなりません。
-u
データベーススキーマとローカル属性列スキーマファイルをアップグレードします。このパラメータは、複数のタイプについてパラメータ -a を指定してこのコマンドを実行した後で、メソッドサーバーを起動または再起動する前に使用する必要があります。パラメータ -u と同時にパラメータ -s が指定されていない場合、「Windchill Upgrade Tool」「スキーマをアップグレード」ウィンドウが開いて進捗状況が表示されます。データベーススキーマのアップグレードが完了すると、ウィンドウが閉じます。
データベーススキーマのアップグレード (パラメータ -u を指定した AddColumns ツールの実行) には時間がかかることがあります。このため、パラメータ -u は、通常、パラメータ -a を指定して AddColumns ツールを複数回実行した後でのみ使用します。
1 つのタイプでの ObjectReference 列と VersionReference 列の最大数 (35) を超えているか、そのタイプで追加された列の総数がデータベースで許可されている最大数を超えている場合、データベーススキーマのアップグレードは失敗します。
-r
指定したタイプの列情報を報告します。詳細については、AddColumns レポートと警告への対応を参照してください。
-syncFromDB
データベーススキーマと一致するようにローカル属性列スキーマファイルを更新し、すべてのタイプのデータベーススキーマと一致するようにイントロスペクションファイル (.ser) とクラスファイル (*.class) も更新します。
type_name
列を追加するモデル化クラスの完全修飾名。この値は、「タイプおよび属性の管理」ユーティリティ内で、タイプの「内部名」フィールドに表示されます。
datatype
追加する列のデータタイプ。有効な値は StringLongDoubleBooleanTimestampObjectReferenceVersionReference、および InlineBLOB です。
number
追加する列の数。
directory
生成されたタイプ列の Java ファイルが保存されるディレクトリ。このパラメータはオプションです。このパラメータを指定しない場合、生成された Java ファイルは <Windchill>\temp\src に保存されます。
-s
サイレントモードで実行します。つまり、「Windchill Upgrade Tool」「スキーマをアップグレード」ウィンドウは開きません。このパラメータはパラメータ -u または -syncFromDB とともに指定した場合にのみ有効です。
-f
テーブル列の合計数が 255 を超える場合でも列を追加します。列の合計数が 255 を超えるとパフォーマンスが低下する可能性があります。データベースで許可されている最大数より多くの列を追加することはできません。
-stringSize
プロパティ com.ptc.core.lwc.string.ColumnSizes の値に基づいて String データタイプの列サイズを再設定します (有効な範囲は 500 ~ 4000)。詳細については、文字列ローカル属性のための大きなデータベース列サイズの設定を参照してください。